富山で馬の牧場はじめました

アラフォとアラフィフの中年夫婦が一念発起。東京のど真ん中から富山へ移住。馬の牧場をはじめました

馬との信頼関係を築くのに必要なこと

馬は穏やか、馬は優しい、馬はおとなしい…… これ、すべて人間の勝手な思い込み。 だって生き物ですから。 重種は穏やかでポニーは気が強い、とか種類によって性格分けがされがちですが、人間と同じで同じ国籍でも性格も違うし個性もある。 そして、どんなに…

馬運車は自分をどこへ連れいてくのだろうか……

北陸の結婚式場でお呼ばれすることがたびたびあります。 そんなとき、白馬のハクちゃんは出番が多し。 ハクちゃんが我が家へ来たのが2018年のこと。 北海道で生まれ、食肉になるところを北陸某県の人の厚意で引き取られ、その後個人宅で飼われた後、縁あって…

馬も年の功だけ賢くなる

ミニチュアホースのビッグハート。 一昨年虹の空を渡っていってしまいました。 彼はとても小さく愛嬌があり、おねだり上手で頭がよく……。 フロンティアには欠かせない存在でした。 ですが、本性はとんでもないウマコだったのです。 北海道の幼稚園で育ったた…

馬は呼ぶとくるか③ビバの場合

馬は呼ぶと来るかどうかPart3 高い確率でピトッとくっついてくるシルちゃんと、高い確率であと一歩のところで立ち止まってしまうハクちゃんは前回紹介しましたが、今回はビバ編です。 ビバはパパがスペインのアンダルシアン、ママが北海道和種(ハクちゃん…

体が小さな馬は走るのも遅いのだ

雨が続いて放牧が何日かできないと、馬も体を動かしたくてたまらなくなります。 そりゃそうですよね。 わたしたちで例えれば、数日間六畳くらいのお部屋にいなくてはならないのと同じですから。 しかもテレビがあるわけでもなく本もない。スマホもなければブ…

馬はゴロンゴロンしながら○○する

春みたいな陽気になったり雪がちらついたり。。。 今年の気候は安定しませんね。 牧場の草も、生えて良いのかまだ早いのかわからないようで、茶色と緑のまだら模様になっています。 もう少ししたら、ウマコたちも牧場の草を美味しくいただける季節。 待ち遠…

「こわい」は伝染する

小さな子供が泣き出すと、わけも分からずよその子も泣き始める。 これってよくありますよね。 嬉しいとかこわいとかの感情が連鎖するんです。 余計な情報が入っていないからこそ、感情移入してしまうのでしょうね。 馬に限らず動物にとってもこれは「あるあ…

馬のおねだり

ワンコはなにかをねだるとき、訴えるとき、自分の感情を人間に伝えるために想像をはるかに超えるアピールをしてきます。 誰もがイチコロにならざるを得ない上目遣いだったり、片手スリスリだったり、完全なる下僕ですといわんばかりのお腹見せだったり……。 …

馬のごはんの食べ方

月に数度、乗馬クラブに遊びに行く程度の頃は、仲のいい馬としか交流がなく、馬という生き物をある意味偏った見方をしていたかもしれません。 というのも、当時の私にとって馬とは、 ポーカーフェイスで我慢強い、 という印象で、そのほかの性格の馬がいるこ…

馬は人間の言葉がわかるのだろうか

うちのウマコたちはみな、我が家で産まれたわけではありません。 ビッグは北海道のどこか、ビバは北海道の生産牧場、シルもおそらく、おそらく同じでしょう。 そしてハクはビバたちとはまた違う生産牧場で生まれました。 そして、ビッグは北海道の幼稚園へ。…

ボスになる条件とは

1)不測の事態に対しての経験値が高い 2)年齢が高い 3)体が大きい 4)力が強い 5)気が強い 馬社会においてボスになる条件とはだいたい上記ではないでしょうか。 1は2の年齢が高ければ経験値が高くなるのは当然のこと。 ということで、やはり年上で…

馬は雪が好き?

今年の冬は雪がまったく降りませんね。 そのかわり雨が多い……。 雪なら放牧できますが、雨はお休み。 ウマコたちも運動不足になりがちです。 さて、わたしたちが魚津へ移住した年の冬はかなりの豪雪! 積雪1メートルという日もあり、初めての雪国で毎日雪か…

馬との会話は成立するのかどうか

牧場の朝は6時から始まります。 とくに週末や連休の朝は大忙し。 朝ごはんをあげてから自分たちのごはんを食べて、お弁当を作ってから馬小屋へ行き、ウマコたちのお手入れをしてから放牧し、馬小屋を掃除する。 遊園地がオープンすると同時に子どもたちが園…

乗馬が上達する秘訣は「気合」

馬はスイッチひとつで動く機械ではもちろんありません。 ではどうやって馬を動かすのかというと、足や手綱、体の重心移動を使って合図を送ることで馬は動くのです。 そして、馬は生まれたときからそれらの合図を理解しているわけではなく、馬の体の構造を知…

馬にとって真のボスは誰?

馬は集団で生きる草食動物です。 集団なので当然ボスが存在します。 周りに自分よりも強い仲間がいなければ自分がボスになりますし、自分よりもたくましい仲間がいればそれをボスと認定して従います。 そして、そのヒエラルキーは馬同士だけ、とは限りません…

ハクちゃんお外を見る

おっとりさんなハクちゃんが苦手な時間。 それは厩舎の掃除中です。 ビバは繋いだ状態で、器用に体を左右に振ってくれるため掃除がしやすいのですが、ハクはどこへ行っていいかわからず、集めたボロ(馬糞)を踏んでしまったりするので、体を押して移動させ…

馬の記憶力とものわかり

馬の知能レベルは人間の3歳児と言われています。 そして、同じ3歳でもとてもできる子、のんびりな子、せっかちな子、勝ち気な子、おっとりとした子等々がいるように、馬も馬それぞれ。千差万別です。 そして、記憶力がいいのも馬の特徴のひとつかもしれま…

ビバのいななき

馬の鳴き声を 「ヒヒーン」 と表現するのは日本では常。 ちなみに海外では「neigh(ネェーイ)」。 鶏さんの鳴き声同様、ちょっとピンときません。 この馬のいななきですが、感情や状況によって鳴き方は変わります。 例を上げると ★ヒヒーンと大音量で長く鳴…

馬のヒエラルキーとビッグの降格

ハクが我が家へやってきてからどれくらいたってからのことでしょう。 ある日、牧場で異変を感じました。 牧場内にある馬小屋でのこと。 シルが隣の部屋のハクに、馬栓棒越しに寄り添っていたのです。 そして、おもむろに顔を上げると、うっとりとした表情で…

馬の社会は人間社会以上に厳しい⁉

馬は集団で生活をする動物です。 そして当然のことながら、ヒエラルキーによって成り立っています。 野生の馬の場合はわかりませんが、今まで見てきた乗馬クラブの馬の場合は、オスメスは関係なく、また体の大きさもあまり関係なく、気が強くて喧嘩っ早い馬…

馬の毛事情

馬のたてがみは、人間の髪の毛のようなもの。 放っておけば伸びますが、個体差はあります。 アンダルシアンのパパと北海道和種(道産子ちゃん)のママとのハーフであるビバは、パパ似(馬はパパの血が色濃く出るらしいです)で長毛種。 ➡超サラサラヘア。女…

馬は人とのスキンシップをどう感じているのか

猫ちゃんやワンコと違って、本来馬はベタベタと触られるのは得意ではありません。 それでも個体差はあって、なでられるなどのスキンシップが大丈夫な馬もいるし、苦手な子もいます。 もしかしたら、スキンシップが苦手で、しかも噛んだり蹴ったりしてくる馬…

牧場に訪れる様々な「家族」

遊園地という場所柄、週末になるとファミリーがたくさん訪れます。 そして、100組いたら100通りの家族の在り方がそこにはあります。 ただ、その中でも共通することがあるんだということに、牧場での日々の中で気付かされます。 それは、どの家族も「協力」し…

馬は名前を呼ぶと来るかどうか②ハクちゃんの場合

馬は名前を呼ぶと来るかどうか。 シーちゃんの場合、エサやり体験で人と接することが多いため、名前を呼ばれる=良いことがある とインプットされています。 なので、結構な確率で名前を呼べばそばへ来ます。 では、ハクちゃんの場合はどうでしょう。 答えは…

馬の催促

ついさっきまで、もりもりとご飯を食べていたはずなのに、空っぽになった途端、愕然とした表情を浮かべてこちらを見つめる。 そして、もっと欲しい という催促から、やがて もらってない という、猛抗議に変わるのです。 食べるのが早いビバはとくにひどい。…

思い通りにいかないのも馬のおもしろさ

馬にとって顔面は急所です。 とくに眉間から鼻先にかけては触られるのをイヤがる馬は多いのではないでしょうか。 わたしがこれまで遊びに行っていた乗馬クラブでも、穏やかな馬でも顔を触ろうとするとそむける子も少なくありませんでした。 顔の正面をなでよ…

馬と幸せホルモン

人は動物といることで、オキシトシンという幸せホルモンが分泌されます。 このホルモンが分泌されると、対象となる相手に対して「ぞっこん」の気持ちでいっぱいになるらしいです。 だから、動物といると癒やされたり、優しい気持ちになったりするのです。 フ…

馬はやっていいことと悪いことの分別はあるかどうか

経験上、ワンコは何度か怒られれば、やっていいことと悪いことの分別はある程度つきます。 では馬はどうでしょう。 おそらく 分別<欲望 ではないでしょうか。 なので、分別があるといえばあるのですが、分別をすぐに失いがちです。 これはあくまでも個人的…

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます! ふれあい牧場フロンティアは今年で早いもので4年目を迎えます。 この間、ウマコたちとの信頼関係作り、人とのコミュニケーション、新しい土地での暮らし、そして引き続きやらせてもらえている編集者という仕事‥‥‥。オープ…

馬にも感情があります

子どもがモンスターだと思っていた時代はもはや過ぎ去り、同じ土俵に立って戦ってしまっているわたしです。 子どもにとって馬はどんな生き物なのでしょう。 幼稚園生くらいの子どもは「怖い」「怖くない」がとてもはっきりしています。 ちょうど「怖い」って…