シル頭に草1
シル頭に草2

手を出されると 
思わず逃げちゃう…‥

ビバやハクに比べてボスから叱られることが少ないシルちゃん。
数少ない叱られる理由のほとんどが、自爆。

例を挙げると
①ボスの手をぺろぺろ舐めているうちに興奮してつい噛んでしまう。
②ボスの腕をハムハムしているうちに思いあまってつい噛んでしまう。
③邪魔だと言われているのにボスにつきまとってしまう。

③に関してはたいして叱られない。
せいぜい大きな声で「どけ」と言われるくらいで済むのです。

ただ①と②に関しては問答無用で叱られます。
目にも止まらぬ速さでつかまり、同じように指でガジガジされて、噛むということがどういうことかを思い知らされるのです。

なので、
ボスの手が伸びてくる=叱られる
ということ。
もちろん顔の前に急に手を出されれば人間でも動物でも驚きます。
が、その先逃げるかどうかは手を出した側と出された側の関係次第。

さて、ボスとシルの場合はどうかというと。

ある日のこと。
シルの頭に乗った牧草を取ってあげようとボスが手を伸ばした途端、彼女はものすごい速さで逃げていきました。
純粋に取ってあげようという親切心しかないボスの手から、まるで見えない圧を感じたかのような勢いで逃げ、呼んでも不信感に溢れた表情でチラチラとボスの方を見るだけで、一向に来る気配がありませんでした。
これにより、シルにとってはやはり「ボスに手を出される=叱られる」とインプットされていることが立証されたのです。
日頃の行いって本当に大事。
ちなみにわたしの手は彼女にとっては「撫でてくれる」「痒いところをかいてくれる」便利な手。
なので逃げることはないのです。