ビバと鎖1
ビバと鎖2

でも完コピはできない

ビバは創意工夫のオトコ。
暇を見つけては面白そうな遊びを見つけて夢中になります。

この五年間欠かさず夢中になっている遊びが馬小屋の母体である倉庫の梁を引っ張りバビンバビン鳴らすこと。
壊れるしうるさいし本当にやめて欲しいのですが、雨の日など一日中部屋にいるとどうしてもやってしまうのです。

どうやら彼は音が鳴る遊びが好きなようで、先日新たな遊びを見つけました。

それは鎖と金網をこすりつけてジャラジャラと鳴らす、と言うこれまた騒音極まりない遊び。

普段無口(ワンちゃんで言うところの首輪)の両サイドを繋いで朝のお手入れと掃除をするのですが、たいてい両サイドの鎖に全体重を預けて寝ます。
口をパッカーンとあけ、目は赤ちゃんのように真っ黒な目になり、口の中の空洞を覗いても下唇を揺さぶっても鼻先にチューしても起きやしません。

でも片側しか繋がないと、体重を預けるところを見失ってしまうので。

そこで見つけたのがこの遊び。

お掃除中、ジャラジャラと言う騒音を鳴り響かせているのです。

そしてその横で金網越しに彼のことをじっとしてみるハクちゃんが。
いつか自分も同じことをしてやろうと思っているのでしょうか。
ビバのいたずらよりもなによりもこの瞬間を目撃するのがいちばん恐ろしいのでした。