ビバは厩舎では時にメンバーさんに迷惑かけることがあります。
私も手こずるほど暴れん坊になることがあるからです。
でも、ビバと人との間に境界線を作っている牧場では、問題なく日々を送れています。
少なくとも3年前にその境界線を作って以来、ビバは安心して仕事をしています。
だから、ほぼ平和なのです。
なぜほぼ、なのかといったら、その境界線を無理やり突破してビバを触ろうとすれば安全は保証できないからです。
ビバは乗馬として最高の馬です。
頭もよく勉強家でもあり、またテレパシーかと言うくらい人の感情を読み取り反応します。
でも過度なスキンシップは好みませんし、ましてや知らない人が無理矢理触ろうとすれば攻撃もしてきます。
だから、彼が穏やかに仕事ができるよう工夫した結果が今なのです。
でも、時々その境界線を突破しようとする人がいます。
うちは遊園地のふれあい牧場だからなのか、きっと馬は優しい、馬は暴れるわけがないと思い、網に手を突っ込みビバに触ろうとするのだと思います。
でも馬はメリーゴーランドではありません。生き物です。
時々ひき馬をしていても、子供から聞かれます。
この馬は暴れないの?と。
生きてるんだから感情があるよ。だから嫌なことがあればそれを伝えるために人間の言葉を話す代わりに体で伝えてくるよ。
そう言うと子供たちは納得してくれるんです。
おしり触ってもいい?
歩いてる時はやめてあげてね。
なんで?
あなたも歩いてる時に急におしり触られたらどう思う?
それで子どもはわかってくれます。
馬は無償で人間にサービスしてくれるマシーンではないことを理解してくれるんです。
もっともハクちゃんは歩いている時でもおしりを触られても我慢できますが、ストレスになるだけなのでやめてもらっています。
この件の人は、見ている限りビバと絡んだ様子もなく、何をもってビバを凶暴な馬、ハクをいいコと言ったのかわかりません。
でも、ハクちゃんだって、いいコ、その一括りで表現できるコではありません。
彼にも感情があって、それでもこちらに寄り添おうとしてくれているんです。
そして人の感情を読み取ります。
なので上でずっとネガティブな発言をされてさぞかし居心地が悪かっただろうなと思うのです。
それにしてもなぜこの人はビバを凶暴な馬と言ったのか。。
網があるからそう言ったのでしょうか。
それとも気づかないところで触ろうとして手を入れてしまい噛まれでもしたのでしょうか?
帰り際にビバは凶暴だと言われたボスは、なにかあったかとその人に尋ねましたが、なにもないと言って帰られました。
全ての人の行動を見ているわけではありませんので、本当になにもなかったのかもわかりません。
ただ、ひき馬しか経験がないこの人が、なぜ馬は人をナメる、と連呼したのかその真意はわかりません。
ウマコたちは人間のルールにのっとり、自分のスタイルを変える努力をしてくれています。
彼らはサービス業なのではなく、そこに在ることで関わる人に意味を持たせてくれる存在です。
彼らはいつも変わりません。常にそこでありのままで生きています。
だからどう感じるか、どう向き合うか、どう付き合うか、それらはすべてこちら次第なんです。
なので、どうか人間もまた、相手が同じ感情を持った生き物だということを意識してもらえたらいいなと思うのです。
そうしたら、なぜナメられたと思うのかも理解でき、本当にナメられたのか、はたまた誤解だったのかも気づけるのではないかと思うのです。
少なくともナメられる、その単純なひと言だけで表現するようなことはなくなり、むしろ己の心の機微を詳細に分析し、必要であれば説明することに必死になるはずです。
どうか彼らのことを決めつけず、感情を持つ生き物なのだということを理解してください。
うちは700円から体験乗馬ができる牧場ですが、決してウマコたちは遊具ではありません。
これは完全ではない、不完全なフロンティアの私たちだからこそお願いしたいことなんです。


私も手こずるほど暴れん坊になることがあるからです。
でも、ビバと人との間に境界線を作っている牧場では、問題なく日々を送れています。
少なくとも3年前にその境界線を作って以来、ビバは安心して仕事をしています。
だから、ほぼ平和なのです。
なぜほぼ、なのかといったら、その境界線を無理やり突破してビバを触ろうとすれば安全は保証できないからです。
ビバは乗馬として最高の馬です。
頭もよく勉強家でもあり、またテレパシーかと言うくらい人の感情を読み取り反応します。
でも過度なスキンシップは好みませんし、ましてや知らない人が無理矢理触ろうとすれば攻撃もしてきます。
だから、彼が穏やかに仕事ができるよう工夫した結果が今なのです。
でも、時々その境界線を突破しようとする人がいます。
うちは遊園地のふれあい牧場だからなのか、きっと馬は優しい、馬は暴れるわけがないと思い、網に手を突っ込みビバに触ろうとするのだと思います。
でも馬はメリーゴーランドではありません。生き物です。
時々ひき馬をしていても、子供から聞かれます。
この馬は暴れないの?と。
生きてるんだから感情があるよ。だから嫌なことがあればそれを伝えるために人間の言葉を話す代わりに体で伝えてくるよ。
そう言うと子供たちは納得してくれるんです。
おしり触ってもいい?
歩いてる時はやめてあげてね。
なんで?
あなたも歩いてる時に急におしり触られたらどう思う?
それで子どもはわかってくれます。
馬は無償で人間にサービスしてくれるマシーンではないことを理解してくれるんです。
もっともハクちゃんは歩いている時でもおしりを触られても我慢できますが、ストレスになるだけなのでやめてもらっています。
この件の人は、見ている限りビバと絡んだ様子もなく、何をもってビバを凶暴な馬、ハクをいいコと言ったのかわかりません。
でも、ハクちゃんだって、いいコ、その一括りで表現できるコではありません。
彼にも感情があって、それでもこちらに寄り添おうとしてくれているんです。
そして人の感情を読み取ります。
なので上でずっとネガティブな発言をされてさぞかし居心地が悪かっただろうなと思うのです。
それにしてもなぜこの人はビバを凶暴な馬と言ったのか。。
網があるからそう言ったのでしょうか。
それとも気づかないところで触ろうとして手を入れてしまい噛まれでもしたのでしょうか?
帰り際にビバは凶暴だと言われたボスは、なにかあったかとその人に尋ねましたが、なにもないと言って帰られました。
全ての人の行動を見ているわけではありませんので、本当になにもなかったのかもわかりません。
ただ、ひき馬しか経験がないこの人が、なぜ馬は人をナメる、と連呼したのかその真意はわかりません。
ウマコたちは人間のルールにのっとり、自分のスタイルを変える努力をしてくれています。
彼らはサービス業なのではなく、そこに在ることで関わる人に意味を持たせてくれる存在です。
彼らはいつも変わりません。常にそこでありのままで生きています。
だからどう感じるか、どう向き合うか、どう付き合うか、それらはすべてこちら次第なんです。
なので、どうか人間もまた、相手が同じ感情を持った生き物だということを意識してもらえたらいいなと思うのです。
そうしたら、なぜナメられたと思うのかも理解でき、本当にナメられたのか、はたまた誤解だったのかも気づけるのではないかと思うのです。
少なくともナメられる、その単純なひと言だけで表現するようなことはなくなり、むしろ己の心の機微を詳細に分析し、必要であれば説明することに必死になるはずです。
どうか彼らのことを決めつけず、感情を持つ生き物なのだということを理解してください。
うちは700円から体験乗馬ができる牧場ですが、決してウマコたちは遊具ではありません。
これは完全ではない、不完全なフロンティアの私たちだからこそお願いしたいことなんです。


