馬の鳴き声といえば「ヒヒーン」。
英語では「ネェーイ」「ウィニー」(???)と表現するらしいですが、日本ではやっぱりヒヒーンがよく使われますね。
さて、馬の鳴き声ですが、状況に応じて鳴き方が変わります。
一般的に
高くいななく時(イメージで言うとヒヒーン)は遠くの仲間を呼んでる時
低く鼻を鳴らすのはご飯をねだる時
短く叫ぶように鳴く時は瞬間的な痛みや遊びに誘う時
などと言われていますが、ベースは同じでも馬によって全く鳴き方が異なるなあと思うのです。
ビバはうちに来た当初は上手に鳴くことができず、ビッグに教わったようなものです。
なのであまり鳴き方のバリエーションがなく、たいていは「ヒョヒョヒョン」と女の子みたいな甲高い声で可愛らしく鳴きます。
そのほかの鳴き声はほとんど聞いたことがないのです。
唯一鳴くとしてたら、気分を落ち着かせる時の「ブー」と鼻を鳴らす音くらいでしょうか。
そしてシルちゃん。彼女はほとんど鳴きません。
ほかのコたちがいなくなった時だけ、ものすごいビブラートを効かせた甲高く長〜い鳴き声をあげるだけ、
さらに今はお空のビッグですが、彼はうるさかった。
いつでもどこでも「ヒャーンコラーラー」と鳴き叫びます。
その代わりバリエーションはなく、声の大きさと長さを変化させます。なので、たいていは大音量ですが、ボスの前ではものすごく小さな声で「ヒャーンコララー」と鳴いていました。
そしてハクちゃん。
彼は一番鳴き方のバリエーションを持っています。
そして、一般的に言われている鳴き声の意味に沿ってはいるんですが、どれも微妙に少しずつ様子がおかしいのです。
どれひとつ馬っぽくなく、どちらかというとブタちゃんの鳴き声に似ているのです。
一番驚いたのは、ビバとシルに追いかけられた時のこと。
普段は断末魔の叫びのように掠れた声で「ヒー」と叫ぶのですが、 この日はなぜか
「プ、プピープー」
だったのです。
聞き間違いかと一瞬思いましたが、たしかにプピープーと鳴きながら全力疾走していました。
ハクちゃんは本当に馬なのだろうか、という疑いを強めた出来事でした。