今日もうちのウマコが騒いでる

富山県魚津市にあるふれあい牧場フロンティア。3頭の馬とお空のビッグが繰り広げる日常をマンガにした絵日記ブログ。絶賛毎日更新!

オリジナルキーホルダー、ピンバッジ、マグネット、イヤリング等ウマコオリジナルグッズも販売中。収益はウマコたちの生活費に当てさせていただきます。

2021年06月


コミック2ビバとの花冠1
コミック2ビバとの花冠2

ただの食い物にすぎなかった



馬を飼っている方、または日頃馬と一緒に時間を過ごすことが多い方には経験があると思いますが、シロツメグサで作る花冠をウマコにかぶせるのは至福の行動。
それを写真に収め、世界一かわいいとにんまりとするのです。

我が家では、圧倒的にビッグが可愛かった!
まさにフォトジェニック!
普段はふてぶてしいちっちゃなおっさんなくせに、花冠を被せた途端超絶可愛いキャラに変身するのです。

そしてハクちゃんとシルもまた、おとなしく花冠を受け入れて、難なく撮影ができるのですが、ビバだけはそう簡単いはいきません。

差し出す花冠全てを食ってやろうとまさに戦い。

写真を撮ることには成功していますが、その出来具合が他のウマコたちと比べると可愛くない。
戦いにしか見えないないのでした。
 

食うものと食われるもの1
食うものと食われるもの2

すぐには許してくれない‥‥‥

普段ヒエラルキー的に最下位のハクちゃんは、放牧中、ビバとシルの部屋に侵入して好き勝手するのを楽しむ傾向にあります。
ビバのお水を飲む、シルの部屋でボロをする。。。
などなど。
彼らが気づかないうちはいいのです。

ただ、ウマコたちはすぐに気がつきます。
そして背後からハクちゃんに忍び寄ると、追い詰め追い詰め隅まで追い詰め、かなり執念深く追い詰めるのでした。
応援しかできないけど頑張れ!ハクちゃん!

 

ハクニンジンもらう1
ハクニンジンもらう2
今んところこの形で落ち着いている‥‥

これまで2回にわたってご紹介というもとのご相談をしてきたハクちゃんのひき馬体験ですが、ある日のこと。
お客さんを乗せて歩いていると、ビバがニンジンをもらう瞬間をハクちゃんは目撃したのです。

その途端。落ち着きを失い、今すぐにでも自分も馳せ参じたいと言わんばかりの勢いで気持ちが急いているのがこちらにも伝わってきたのです。

ハクちゃんはそれでも反抗することはなく、チラ見しながら歩く。
なので、お客さんが途切れるタイミングをはかり、エサやり体験のお客さんにハクちゃんにもニンジンをあげてもらうようにしたのです。

要はひき馬をしていてもエサやり体験のお客さんが来てくれる、とインプットしたのです。

案の定彼は満足したようで、それ以降このスタイルが定番化。
今のところハクちゃんにとって
ひき馬=なんかよくわからないけどいつも通りニンジン持った人が来てくれる
 
というふうに脳内では折り合いがついたようで、めでたくハクちゃんは、エサやり体験中も乗馬中もニンジンをゲットできるようになったのでした。。




ビバ誕生日1
ビバ誕生日2

どちらが先かわからないけど
死ぬまで一緒にいよう

今日はビバの6歳の誕生日。

2017年の11月。
ボスと2人で北海道中標津町へ出向き、ビバ、シル、ビッグと出会ったのです。

当時のビバの名前はベルク。
ドイツ語で山を意味する名前をつけられていた彼は、たくさんの仲間がいる牧場で「ボクボク」と言いながら誰よりも近づいてきたことを今でも覚えています。
いや、それしか覚えていないのです。

初めて迎えるウマコたちとの出会いに興奮して、それしか覚えていないのです。

でも、覚えていることこそが運命だったのかもしれません。

彼はママがハクちゃんと同じ北海道和種。
パパがスペインのアンダルシアン。

パパの血を色濃く引く馬だからか、日を追うごとに体は小さくてもパパに似た格好のいい馬に成長しました。
でも、そこに至るまではとてもとても大変だったのです。

未調教というだけではなく性格的に繊細、神経質、甘えん坊、いろんな面倒くささを兼ね備えたビバは、今思えば、私が少しでも自分自身に怠けてしまったり甘えてしまうとすぐにオレ様になり手がつけられなくなりました。
それは今でもそうなんですが。


当初は蹴られたり噛まれたり、身体中に残る傷がたくさん刻まれたものです。

傷つくたびに私は心が折れ、「ひと月だったら返してもらって構わないから」ビバが育った牧場のオーナーから言われた言葉が心をよぎり、自分に負けそうになったものです。

あれから五年が経ちました。

一歳半だったビバが今日で六歳になります。

あいかわらずやんちゃです。
あいかわらず面倒くさいコです。
あいかわらずスキンシップも苦手です。
あいかわらずオレ様です。むしろ増長しています。

でも一つだけ、私自身の気持ちを支えてくれる記憶があるんです。

私が変われば確実にビバは変わってくれる。
何度も折れかけた心をこれで立て直してきました。

だから、これからビバがどうなるかは私がどう変われるか、なんです。
だと思って共に成長しながら生きていきたいと思っているのです。

縁があり私たちと出会ってくださった全ての皆さんに、どうぞ温かな目でこれからも見守っていただけるようお願いします。

改めて、ビバ大丈夫。

ずっとずっと一緒にいよう。
お誕生日おめでとう。
 


ハクの歩き方1

ハクの歩き方

周りにいる人からの視線が辛い‥‥‥


昨日皆さんにご心配さんいただいた、ハクちゃんのひき馬お仕事がですが、その後、ひき馬に出る前におやつをあげることでなんとなくハクちゃんも率先的にお部屋を出られるようになったのです。

ただ、それも束の間のこと。
 
部屋を出る=おやつをもらえる

とインプットされたハクちゃんは待ちきれずに歩きながらポケットの中に鼻を突っ込み弄る始末。

なので今ではお部屋から出て繋ぎ馬についたらおやつをあげるルーティーンに変更したのです。

おかげさまで穏やかに部屋から繋ぎ馬へ行くことができるようになりましたが、蚊の鳴くような声で繋ぎ場へ行くまでの間なき続けるようになってしまったのでした。


 

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