今日もうちのウマコが騒いでる

富山県魚津市にあるふれあい牧場フロンティア。3頭の馬とお空のビッグが繰り広げる日常をマンガにした絵日記ブログ。絶賛毎日更新!

オリジナルキーホルダー、ピンバッジ、マグネット、イヤリング等ウマコオリジナルグッズも販売中。収益はウマコたちの生活費に当てさせていただきます。

2021年07月

ハクの蔓草千切る1
ハクの蔓草千切る2

輩…‥‥

草木が元気な今の時期、外乗は誘惑がいっぱい。
ウマコたちも外乗へ行く度に草バイキングをするのですが、蔓草を取った時は結構な割合でビヨーンと長い状態のままくわえて歩いています。

ただ、あまり長すぎると脚で踏んでしまい危ないので口から離すのですが、今回はハクちゃんが長ーい蔓草をくわえていた時のお話です。

たいてい私が軽トラで後ろからたらたらとついていき、ボロ回収係を務めるのですが。その日の外乗は、ボスとビバ、お客さんとハクちゃんだけで出発することになりました。


そして途中、モグモグタイムを設けると、ハクちゃんが嬉々とした顔で長い蔓草をゲットしたのです。
ただ、あまりにも長すぎて危なかったため、いつもなら私が軽トラから降りてハクちゃんの口から蔓草を離すところ、ボスはビバに「行け」と声をかけたというのです。

するとビバはスタスタとハクちゃんの方へ歩いていくと、おもむろにハクの口から出ている蔓草をくわえ、思い切り引きちぎったのです。

ほとんどの蔓草を取られてしまったハクちゃんは呆然とした様子で残りの蔓草をくわえたままたたずみ、ビバは奪い取った蔓草をむしゃりむしゃりと食べ尽くしたのでした。

その様子を見ていたわけでありませんが、聞いただけでゾッとするようなビバのお手伝いに、ますます身の引き締まる思いをする私でした。 
 
 

ハク足が出る1
ハク足が出る2

いちいち後脚を救出しにいかなければならない‥…

好奇心が旺盛、真似っこ、でも不器用。 
なので、しょっちゅう抜けれずに困った顔で佇んでいます。
入れたのだから出られるでしょ、という考えはハクちゃんには当てはまらないようです。

 

ハクちゃん転がす1
ハクちゃん転がす2

次の日から牧場ではハクちゃんだけ
飼葉桶を吊すことになった

動物は自分の意思表示をさまざまな手段で伝えてきます。
それは 甘噛みだったりお鼻でつついてきたり、フレーメンしたり。。。

地味すぎてどれも苦笑してしまうのですが、確実に意思を伝えようとしてきます。

ただ、ときとして伝え方は激しくなり、物損事故を招きます。
実はその頻度が高いのはハクちゃんかも。
力任せに体当たりしたら転がしたり踏んづけたりするので、我が家の破壊王でもあるのでした。


シルのヤキモチ1
シルのヤキモチ2

このあとビバとハクちゃんが
帰ってきても見向きもしなかった


お客さんを乗せて外乗へ行くときは、たいていお留守番のシルちゃん。
みんながいなくなってすぐに、とてつもない音量のいななきを遊園地中に轟かせます。
それはそれは悲痛な叫び声にも似ていて、耳をつんざくような高音のいななきなのです。

ところでこのいななきですが、当初はさびしいのかな、と思っていたのですが、最近はどうやら違うのかな、とも思い始めています。

なぜなら気を紛らわすために草をあげる、放牧する、など食べ物にまつわるウホウホすることをさせてあげると、超ご機嫌な様子で黙々と下を向き続け、みんながいなくなったことなんかちっとも気になりませんけど、くらいな勢いで嬉々として草を食べ続けるのです。

なので結論としては、
ビバ+ハクちゃん<食い気
ということにどうやら落ち着くのではないかと思っている次第です。

 

コミック21

コミック22
安定の怒りっぷりと
叱られっぷり

今日はボスのお誕生日。
幾つになるかは直接ボスに聞いてください。

京都で馬のスタントマンとして活躍した10代〜20代前半。
その後は東京でテレビのディレクターとして数々の番組を制作。
そして一念発起して富山で馬の牧場主。

こんなはちゃめちゃで熱のある人生を歩んできた彼と一緒にいるからこそ、ウマコたちとの出会いもありました。

幼い頃、ムツゴロウ王国に勤めたいと思っていた私ですが、まさか40代にしてウマコたちと生活するようになるなんて、思っていもいなかったこと。

そりゃもちろん大変なことは山ほどあるけれども、こんなボスと一緒だからこそ、奇跡なような毎日を送れているのだと思います。

いろいろと無理しがちなところが心配だけど、ふたりいてこそのフロンティア。
これからも仲良く、ウマコたちとの生活を大切に、自分たちのことも大切に過ごそうね。

と面と向かってはなかなか言えないので、ブログで言ってみたりして。

とにかくお誕生日おめでとう!!
 
 

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