今日もうちのウマコが騒いでる

富山県魚津市にあるふれあい牧場フロンティア。3頭の馬とお空のビッグが繰り広げる日常をマンガにした絵日記ブログ。絶賛毎日更新!

2021年07月

ビバと障がい者1
ビバと障がい者2



いつまでも見送っていた‥‥‥

動物は人の気持ちに寄り添う種が多いと聞きますが、馬もそう言われています。
うちの牧場ではよくシルがその担当を務めてくれるのです。

時にはシルの前で長い時間しゃがみ込み、時にはシルの顔をずっと撫で続け‥‥‥。
そうすることで心のしこりが取れ、穏やかな気持ちで帰っていくのです。

そんなときのシルは本当に大人しい。
うっとりとした顔で寄り添うのです。

でも元気すぎる人が手を出すと途端に嫌がる。
まるで別馬のような反応に、毎回驚かされます。

さて、パーソナルスペースを重んじスキンシップを得意としないビバですが、彼もまた寄り添う心を持っています。

フロンティアの牧場内にあるウマコたちの部屋に彼らが入っていると、頻繁に牧場柵の外から声をかけられます。
でもそのほとんどをウマコたちは気にしません。
名前を呼ばれるわけでもなく「ウマーウマー」と大きな声を出されるだけなので、振り向くことも近づくこともないのです。
特にビバは、自分から寄っていくことはあってもよその人が呼んでも行くことはありません。

ただ、呼ばれて行く場合もあるのです。

先日障がい者施設の方達(成人)が遊園地に遠足にこられたときのことです。
当日フロンティアにも施設から数名乗馬の予約が入っており、皆さん成人された体の大きな方達だったため、 ビバよりもドシンと構えてくれるハクちゃんにお仕事をしてもらったのです。
その間ビバはその様子をじっと観察していました。

乗馬体験は無事に終わり、皆さんは他の遊具を楽しむため一旦牧場をあとにしましたが、しばらくすると別のグループの方達が牧場の外からウマコたちを見にやってきたのです。

施設のスタッフの方が「お馬さんがいますよー」と声をかけながら彼らを誘導し、ウマコたちを柵の外から眺めてはその場を離れる。
その間ビバたちは各々好き勝手なことをするだけで柵の外の人たちのことを気にすることもありませんでした。

そんな中、グループから外れてひとり、誰もいなくなった柵に近づいてくる男性の障がい者の方がいました。
そしてビバの方を見て「可愛い、おいで」と声をかけたのです。

ビバはふと顔を上げ、それまでスタッフの方が声をかけても呼びかけに応じなかったのに、ゆっくりと彼の方へ近づき、彼をじっと見つめ始めたのです。

彼もまたビバを見つめ、まるで心で会話を楽しむかのようにしばらくの間そのままでいたのです。

やがてスタッフの人が迎えにきて彼はその場を離れましたが、ビバは彼を追いかけるかのように部屋の中を歩き始め、彼が小さくなるまでずっとずっとその背中を見送り続けていました。

つい一週間前の出来事なのに、今でもあの光景はわたしの心を温かく優しい気持ちにしてくれるのでした。
 

傍若無人なお客さん1
傍若無人なお客さん2



ハクちゃんが見えてますかー?

初めて子供が乗馬体験をする。
それは親にとってもとても興奮する出来事のようで、子供以上にはしゃぎ喜ぶ親がいるのももっともなこと。
中には子供に触発されて自分も体験をし、感想を言い合う親子も少なくなく、それはそれは微笑ましい光景なのです。 
ただ中には興奮しすぎてしまい、カメラに夢中で転んでしまったり落としてしまう親もいたり、小さな子供の保護者として入場してもらったにもかかわらず子供ほったらかしに馬に夢中になる親もいたり、時々驚くような行動も見かけるのです。

牧場に遊びに来るお客さんの中にはインパクトが強すぎて忘れられない人たちが結構いるものなのです。

今回お話しするお客さんもそのひとり。

子供が心配なあまり騎乗エリアに勢いよく入ってきてしまったと思ったら、あろうことかハクちゃんのおしりにスマホを置き、鎧(あぶみ)に足がちゃんと入っているか確認しだしたのです。
確かにハクちゃんのおしりは物置にはちょうどいい広さ。
わたしもよくブラシを置いていますが、それはわたしとハクちゃんとの関係だからこそ。

あまりの勢いに一瞬なにが起こったのかわかりませんでしたが、ここで注意しないとこのお客さんはもしかしたらよその施設でも同じようなことをしてしまうかもしれません。
そして、その馬がハクちゃんみたいだとは限りません。
知らない馬に近づくことが危険だということを知らせる必要があると思い、即スマホを取って下がってもらったのですが、今度はわざわざ小走りにハクちゃんのおしりスレスレを回り戻る始末。

そして乗馬後の撮影タイムでは、ジリジリと近づいてきたと思ったら最後大きく一歩を踏み出してハクちゃんの顔を両手で抱き抱えるように覆い子供の写真を撮ったのです。
この時ばかりは「せっかくなら馬も一緒に撮られたらどうか」と伝えましたが、これがビバだったらと思うとドキドキする出来事でした。

最後はニコニコしながら帰られましたが、どうか次回来るときはこの日の注意点をお忘れなくいらしてくださいね。


 

ハクの真似っこ1
ハクの真似っこ2

もっと自分を持てと言いたい‥‥‥

大体の馬が真似っこが得意(どーでもいいことを中心に真似る)だと思いますが、ハクちゃんのはもはやヒドイ。。。
特にビバのすることはすべて真似したいようで、ふだんからものすごい集中力でビバの行動を見つめています。

挙げ句の果てには鳴き方まで寄せてきて、現在進行形ですくすく成長中。

その成長ぶりはとどまることを知らず、ついにシルの真似までし始めるハクちゃんなのでした。。。 

ビバ怒られると1
ビバ怒られると2

チューする勢い‥‥‥‥


最近は本当に怒られることが少なくなったビバ。
それでもボスに叱られると、物凄い勢いでわたしのところで駆け込む姿は、恐怖でもあり幸せでもあるのです。

ハクボロ忘れる1
ハクボロ忘れる2

毎日ものすごく時間がかかる‥‥‥

馬にとってボロを出すことは生きる上でとっても大事なこと。
ビバもシルもご飯を食べると割とすぐにボロをするのですが、 ハクちゃんだけはボロをすることを忘れるのです。

なので、ボロのにおいをかがせて思い出させるのですが、思い出してはオナラをし、それで終了。

なかなか実まで出してくれないのでした。。。
 

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