今日もうちのウマコが騒いでる

富山県魚津市にあるふれあい牧場フロンティア。3頭の馬とお空のビッグが繰り広げる日常をマンガにした絵日記ブログ。絶賛毎日更新!

オリジナルキーホルダー、ピンバッジ、マグネット、イヤリング等ウマコオリジナルグッズも販売中。収益はウマコたちの生活費に当てさせていただきます。

2021年08月

コミック2鼻の穴1
コミック2鼻の穴2

ちょっとズレるとすぐ鼻の穴に入っちゃう…‥


ブログに登場するハクちゃんを見てからフロンティアに遊びにくる人のほとんどが、ハクちゃんの鼻を見て納得します。 
それほどハクちゃんの鼻の穴はデカいのです。

これまで1000頭以上の馬と関わってきたボスに聞いても、ここまでデカい馬はいなかったとのこと。

最初のうちは鼻にばかり目がいっていましたが、今ではこのお鼻でなければハクちゃんじゃない、と思えるくらい当たり前のものになりましたが、初めて彼に会うお客さんのほとんどが、あまりの大きさに驚きます。
そして、ニンジンを口元に運んだつもりが、鼻の中に入れてしまうというウソのようなアクシデントが起きるのです。

突っ込んだお客さんはとても気まずそうにニンジンを抜き、謝りながら改めて口に運んであげるのですが、内心ワクワクしながら見ているイジワルなわたしもいるのでした。
 

バレてる1
バレてる2

背後がざわついてたから
きっとバレてる…‥

遊園地では、ボランティア、スタッフ、造園業の皆さんによる季節ごとの植物の植え替えが随時行われています。

花心のない私にとってそれは、季節の移り変わりをうかがえるとても素敵な景観であり、私ができない分、とてもありがく思ってもいるのです。

ただ、それを常日頃狙っているのがウマコたち。

この日も私はビバを厩舎から出し、植え替えたばかりの植物をビバに食われないよう、慎重に厩舎と遊園地の間に設けた門の鍵をかけようとしたその時でした。

電光石火の如くビバが植えたての植物に襲いかかり、根っこごと引き抜くと天を仰ぎ、空高く振り回し始めたのです。

その植物は確か初夏に植えると秋頃には大きく成長し、そして赤く染まるもの。
ということはみんなが大事に育てている植物。
瞬時にそのことが頭をよぎり、自分でも驚くほどの速さでビバの口からまだ幼いその植物を剥ぎ取ると、プランター目掛けて思い切り突き刺したのです。
そして片手でビバを押さえたままもう片方の手で土をかため、何事もなかったかのようにその場をあとにしました。

その間おそらく10秒もなかったはず。
ただ、暴れるビバと格闘する人間。
バレてないはずがありません。 
突き刺さるような視線を複数背中に感じながら、牧場へと足早に歩き続けたのでした。

ps.その植物は他がまんまるの形に育つ中、それだけちょっと小さくいびつな形ではありますが、無事に成長しています。
 

ビバ鬼の居ぬ間に1
ビバ鬼の居ぬ間に2


自分以外の飼葉桶から
堂々とお昼ごはんを盗んでいく…‥

以前軽トラからお昼のご飯を盗み食いするビバのお話をしましたが、
相変わらずひどい。
そして、彼の私たちに対する監視はさらにエスカレートし、放牧中全然気にしてませんけど〜という体でこちらの行動を逐一チェック。

ボスが牧場からいなくなった途端、しれ〜っと隣に立っていて、つつつ〜っと軽トラの方へ歩いていく。
どうやら彼に私は見えていないというか空気すぎて全く気にならないらしい。

こんな攻防戦がこの先もきっと続いていくのでしょう。
 

シルとスイカ1

シルとスイカ2

出始めの頃は皮好きだったよね…‥‥

今年もやってきました入善ジャンボ西瓜祭り!
毎年魚津市のお隣のお隣、入善町のてらだファームさんから規格外の入善ジャンボ西瓜をウマコたちにいただき、おかげさまで元気に夏を乗り切っているのです。

さてウマコたちの西瓜の食べ方ですが、もちろん赤い実が一番大好き!
でも皮も美味しくいただきます。
人間でも西瓜の皮はお漬物やピクルスにしていただくくらいなので、みずみずしくて美味しい。
まさに夏バテ予防にもってこいの食材なのです。

なのでビバもハクちゃんも皮まで大好き!

ですが。。。

シルちゃんは毎日潤沢に西瓜をいただけるようになると、皮は残すようになるのです。

そしてその皮は、ハクちゃんがありがたくいただくのでした。

 

ハクちゃんお外見る1
ハクちゃんお外見る2 2

この横顔を見ている時が最高に幸せ

馬と暮らす前までは、犬や猫に比べると、どちらかというと表情に乏しい生き物だと思っていました。
だから、まさかこんなにも感情表現豊かな生き物だったとは思いもしませんでした。

嬉しい時は筋肉がほぐれ、怒りや緊張状態になれば筋肉が硬直する。
これはどの生き物でも同じで、馬もまた嬉しい時は柔らかな表情になり、怒れば口は強ばり目も三角になります。

さて、以前ビバとペンギンのお話

をしましたが、馬は結構好奇心旺盛な生き物です。

そのときの眼差しはまっすぐで、時にワクワクに満ち、時にドキドキに満ち、まるで幼い子供のような表情になります。
このときの横顔を見るのが最高に幸せなのです。

そしてその眼差しのままこちらを振り返られた時なんて悶絶。
ひとり勝手に愛に満ちた幸せ空間に浸ることができるのです。

それを確実に味わえるのが朝のお掃除時間。

窓をあけ、ハクちゃんに「お外見に行こう」と声をかければテケテケ歩いてきて、窓の外へ顔を出す。
そして空気を確かめ景色を見始める。
このときの横顔こそまさにそれ。

毎朝この横顔を見ながらひとり、ニヤニヤするのでした。


 
 

 

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