今日もうちのウマコが騒いでる

富山県魚津市にあるふれあい牧場フロンティア。3頭の馬とお空のビッグが繰り広げる日常をマンガにした絵日記ブログ。絶賛毎日更新!

オリジナルキーホルダー、ピンバッジ、マグネット、イヤリング等ウマコオリジナルグッズも販売中。収益はウマコたちの生活費に当てさせていただきます。

2021年08月

突然の雨1
突然の雨2

そこは辛抱強く待つんだ……
 

我が家の牧場は厩舎から歩いて1分ほどのところにあります。
そして、牧場の中は各部屋の上に半分はられたよしず以外、雨や日差しを避けるところはありません。

なので、突然雨が降るとどうしようもなく、即鞍などの荷物を軽トラに積み込み厩舎へしまいに行き、その間ビバ、ハク、シルの順にロープで繋いですぐに帰れるように支度をするのです。

ただ、雨に当たりたくないのか、ハクやシルはよしずの下から出てこようとしません。
仕方なくよしずの下でロープをかけ、その辺の柵に繋いでおくのですが、その間とっくのとうに外へ出されていたビバは濡れネズミに。

全身ビショ濡れになりながら、鳴くこともなくただじっと私たちのことを待つ姿を見た時は、物分かりの良さがかえって切なく、愛おしくなるのでした。
 

 

怒られると寝たふりする1
怒られると寝たふりする2

どこで覚えたのか
都合悪くなると目をつぶる……
 
我が家のウマコたちは叱られたときの反応もそれぞれ。
まずビバは、わたしが叱るとキスするくらいの勢いで接近してきます。
そしてシルは、滅多にわたしに叱られることがないため、極度の緊張から白目をむき、この世の終わりのような顔をして距離をとります。

 これだけでも十分個性が伺える反応なのですが、問題はハクちゃんです。

血統的に色素の薄い佐目毛のハクちゃんは、日中太陽が眩しくて目をつぶることが多々あります。
なので日除けは必須で、できればこの先ハクちゃんにはサングラス的なものをつけてあげたいと目下探し中です。

さて、こういった理由から、ハクちゃんが目をつぶることは対して珍しいことではないのですが、最近ちょっと気になることがあるのです。

それは、叱られて目を覗き込まれると目をつぶるクセがあるようなのです。
何度か試してみましたが、目を見ながら叱るとほぼほぼ目をつぶります。
それはまるで、現実逃避するかのような感じで、安らかな顔で寝たふりをするのです。

これをされると怒っているがアホのように思えてきて、ハクちゃんの作戦に毎回まんまと引っかかってしまうのでした。

 

ハクちゃん一周する1
ハクちゃん一周する2

いつもな「なんで!」て顔してる(笑)
こっちのセリフだ。。。

逃げたいのに360度まわっちゃうからいつも元に戻っちゃうハクちゃん。
これ、朝のお掃除で、ボスに「どけ」と言われてどいたときも全くおんなじ。
一周回ってボスと目があって驚いてるのです。。。

毎回同じことを繰り返すため、見ているこちらの方が脳内クエスチョンマークだらけになるのでした。
 

 

 

ビバのこわいこわい1
ビバのこわいこわい2

だってしょうがないじゃないか。
スーパーマンじゃないんだから
byビバた

元から感受性が豊かで繊細、神経過敏なビバ。

我が家へ一歳半できて以来、遊園地の様々な遊具の音にも慣れ、順調だったのですが、実は昨年からビビリさんが発動しています。

きっかけは昨年新しいアトラクションができたことと、ちょうどコロナ禍で人の流れが途絶えたことが原因なのではないかと思っているのです。

人も馬も大人になるにつれていろんなことを経験してこわさも覚える。

ただ、これも慣らさなければ仕方がないので、ビバも努力をしているのですが一度加速してしまったビビリはすぐにおさまることはなく、目下ビバはリハビリ中。
ビビりなのは慎重派ということ。これ自体決して悪いこととは思わずむしろ個性の一つ。
ただ馬の場合はビビったときのリアクションが激しくなるため、やはり訓練が必要なのです。
なので最近は、乗れる人、ビバに慣れている人を中心にビバとの乗馬は楽しんでもらっています。


さて、ウマコたちのビビリを加速させる原因のひとつには、我々人間の態度も大いに関係します。
「あ、これはビビるな」とか思ってしまったらそれは即伝わり、感受性の豊かなコは「怖いものがあるんだ」と察知してしまうのです。

なので、できるだけ平常心を保ち、常に笑い、穏やかに話しかけることをわたしは心がけているのですが、わたし自身が本来驚きやすい性格なので上手くいかないことも多く、ビバのリハビリといいつつ、わたしのリハビリでもあるのでした。

でも、馬に寄り添えば馬もまた人に寄り添ってくれる。
そこから改めて困難を共に乗り越えるプロセスが始まるのだろうな、とも思うのです。

ビバ、共に乗り越えよう!


 


 


 

ハク出てこない1
ハク出てこない2



揺るぎない自信に満ち溢れてた

我が家で最もおっとりしていて穏やかで平和を愛するハクちゃんですが、実は一番の頑固ちゃんでもありまた思い込みも激しいのです。

こうと決めたら障害物もなぎ倒し、人も踏み倒し、まさに猪突猛進。
マンガで紹介したように、部屋でご飯を食べるに違いない、と思い込み、帰るんだと言っても立て篭もる。

こうなると軌道修正するのが大変、と思いきや、ヒンヒン鳴きながらも迎えに行くと素直にいうことを聞いてくれるという、なんとも中途半端な頑固ちゃんなのでした。


 

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