そこは辛抱強く待つんだ……
我が家の牧場は厩舎から歩いて1分ほどのところにあります。
そして、牧場の中は各部屋の上に半分はられたよしず以外、雨や日差しを避けるところはありません。
なので、突然雨が降るとどうしようもなく、即鞍などの荷物を軽トラに積み込み厩舎へしまいに行き、その間ビバ、ハク、シルの順にロープで繋いですぐに帰れるように支度をするのです。
ただ、雨に当たりたくないのか、ハクやシルはよしずの下から出てこようとしません。
仕方なくよしずの下でロープをかけ、その辺の柵に繋いでおくのですが、その間とっくのとうに外へ出されていたビバは濡れネズミに。
全身ビショ濡れになりながら、鳴くこともなくただじっと私たちのことを待つ姿を見た時は、物分かりの良さがかえって切なく、愛おしくなるのでした。
我が家の牧場は厩舎から歩いて1分ほどのところにあります。
そして、牧場の中は各部屋の上に半分はられたよしず以外、雨や日差しを避けるところはありません。
なので、突然雨が降るとどうしようもなく、即鞍などの荷物を軽トラに積み込み厩舎へしまいに行き、その間ビバ、ハク、シルの順にロープで繋いですぐに帰れるように支度をするのです。
ただ、雨に当たりたくないのか、ハクやシルはよしずの下から出てこようとしません。
仕方なくよしずの下でロープをかけ、その辺の柵に繋いでおくのですが、その間とっくのとうに外へ出されていたビバは濡れネズミに。
全身ビショ濡れになりながら、鳴くこともなくただじっと私たちのことを待つ姿を見た時は、物分かりの良さがかえって切なく、愛おしくなるのでした。