今日もうちのウマコが騒いでる

富山県魚津市にあるふれあい牧場フロンティア。3頭の馬とお空のビッグが繰り広げる日常をマンガにした絵日記ブログ。絶賛毎日更新!

オリジナルキーホルダー、ピンバッジ、マグネット、イヤリング等ウマコオリジナルグッズも販売中。収益はウマコたちの生活費に当てさせていただきます。

2021年09月

わざと踏む1
わざと踏む2

確信犯

神経質なビバや、やや神経質寄りのシルと比べると、ハクちゃんはおおらかというか大雑把。
虫が止まってもビバほど払わないため格好の餌食に。
代わりにわたしやボスに追い払ってもらう。
そして、ロープやそのへんにあるものを踏んでも足をどかさない。
ビバやシルなら踏み心地が悪いのを嫌がりすぐに足を外すのに、ハクちゃんはどかない。
まるで気づいていないかのように見えるけど、気のせいではなく気づいていないかのときが多いのです。

そんなハクちゃんですが、シャワーをしているとき、ホースを踏むことがあります。
こちらに関してはほぼわざと。

なぜなら、冷たいシャワーをイヤがり、ホースを踏んで水を止めるビバの様子を、金網越しにじっと観察しているからです。

大雑把なハクちゃんですが、観察力と真似っこ力は馬並みなのでした。
 

草を巡る戦い1

草を巡る戦い2

すき間産業


牧場の海側のフェンスの向こう側にはカヤやススキが生えています。
その草をビバは首を伸ばしてフェンス越しに食べるのですが、限界がある。
なので、牧場内の点検で歩き回るわたしにロックオンするのです。

そして、計画通りわたしから草を得ていると、どこからともなくシルがやってきて、ビバとシルの間には火花が散り、最悪蹴り合いの壮絶な戦いが始まるのです。

そうなったらわたしはどうしようもありません。
静かに見守っているだけなのですが、ふと気づくと、遠くから熱い熱い眼差しを送る所々薄汚れた白馬が見えるじゃありませんか。

ハクちゃんは、負けるケンカはまずしません。
その代わり、虎視眈々とチャンスを常にうかがっているのでした。
 
 

黒糖の食べ方1

黒糖の食べ方2

美食家


シルとビバが初めて黒糖を食べたのは今から3年前のこと。
外乗のお客さんが、みんなに黒糖を食べさせてくれたのです。
我が家では当時黒糖は食べさせておらず、どうかな、と思ったのですが、ビバとハクは美味しくいただき、シルは吐き出しました。

それから3年。

今では毎朝一粒、お仕事前に食べているウマコたち。

それぞれにこだわりの食べ方があるようで、ビバはじっくりじっくりと口の中で黒糖を転がしながら甘みを堪能。
シルは溶かし終えると単管の柵を舐め、まるで鉄の渋みと甘さのマリアージュを楽しむかのような動作を繰り返すのです。

そしてハクちゃん。
彼は黒糖を口に入れたその瞬間、水桶に顔を突っ込み水を飲む。
そして黒糖が溶けるまで顔を上げず、口内で砂糖水を作り続けるのでした。
 


 

シルとスイカ1
シルとスイカ2

ホームラン打たれて
ヘイキューブ砕け散ってた‥…


相変わらずノロノロと帰宅するため部屋に入り込まれるシルちゃん。
先日は、ビバが趣向を変えてハクの部屋へ入ったため、続けてきたハクは右往左往。
そして仕方なく隣りのシルの部屋へ入り彼女のごはんを食べ始めたのです。

この日のお昼ご飯は
チモシー

ヘイキューブ

おやつ
のミルフィーユ。


そのヘイキューブをハクちゃんが咥えたところでボス登場。
しこたま怒らたビバとハクは急いで自分の部屋へと退散。

そしてボスはハクがシルから取った分だけのヘイキューブを取り上げると、悠々自適に部屋へご帰還されたシルの部屋へと投げ入れてあげたのですが、その途端ボスの方を振り返るシル。
投げ入れられたヘイキューブはシルちゃんのほっぺたのスイングで見事なホームラン。
水でふやけ柔らかくなったヘイキューブは、シルの口どころか誰の口にも入ることなく空中でチリとなり、ただのゴミと化したのでした。
 
 

シルのスイカ盗むビバ1
シルのスイカ盗むビバ2

ほぼ窃盗犯……


相変わらず牧場から厩舎へ帰るときは、途中からノーリード。
各々勝手に自分の部屋へ帰るのですが、何回かに一回はビバがわざと部屋を間違えます。
そしてごはんを奪ってから自分の部屋へ帰るのです。

今の時期だとスイカです。
放牧で心が穏やかになっているシルは、ロープを外してものんびりと部屋へ戻ります。
それをいいことに、ビバは誰よりもスイカの実を愛し、皮を残すシルの部屋に侵入し、スイカの実だけを喰らうのです。

そして、ボスに怒られスタコラと自分の部屋へ戻るのですが、遅れて帰ってきたシルは大好きなスイカの様子がいつもと違うことには気づいているものの、決定的になにが違うかがいまいちよくわからず、満足げにごはんをのんびりのんびりと食べるのでした。
あぁ平和だぁ





 

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