今日もうちのウマコが騒いでる

富山県魚津市にあるふれあい牧場フロンティア。3頭の馬とお空のビッグが繰り広げる日常をマンガにした絵日記ブログ。絶賛毎日更新!

オリジナルキーホルダー、ピンバッジ、マグネット、イヤリング等ウマコオリジナルグッズも販売中。収益はウマコたちの生活費に当てさせていただきます。

2021年11月

シルとマッサージ1
シルとマッサージ2

快楽を貪欲に追求するオンナ

結局にわかマッサージ師を受け入れてくれるのはシルちゃんだけでした。
彼女は快楽のためだけに生きているような自由奔放な女のコ。
三日間マッサージしただけでハマってしまい、そばにいる時は体を触れとしつこく、朝の掃除中のまとわりつきが可愛いを通り越してひどいレベルに。

もはやこれはマッサージではなくただ痒い、もしくはただかまい続けろ、という催促。

そして小悪魔の微笑にほだされて一度かまうと、永遠に催促される。
なので無視しながら掃除するのですが、こうなったらもう手段を選ばず邪魔してくる。
体をくっつける、かがめば顔に鼻先を押し付ける、耳を舐める、髪を舐める、やりたい放題。

ほうきを持つと脇の下にも顔を突っ込んでくるため、顔をホールドした不自由な状態で掃除をしなければならないことも頻繁で、心を鬼にして押しのけています。

前々からしつこく言ってますが、これ、小さいから許されること。。。大きい馬なら身の安全は保証されませんのであしからず。。。


 


わたしとマッサージ1
わたしとマッサージ2


もしかしてがまんしてたのか??

雨が続いた先週は、教えてもらったマッサージを試す機会がたくさんありました。
中でもトモさんにマッサージされているときに明らかな気持ちいい反応を示していたハクちゃんをマッサージするのが楽しみになっていたのです。

3回目のマッサージを行った日のことです。
ビバも徐々に受け入れてくれ、やや得意げになっていたわたしは、前の日も受け入れてくれたハクちゃんのマッサージを始めたのです。

彼はおとなしく受け入れ頭を下げ始め、モゴモゴと口を動かしました。
これは気持ちがいいのサインです。
嬉しい気持ちを抑えながら続けると、やがてハクちゃんが頭を高々と上げてフレーメンをし始めたのです。  

彼のフレーメンは感情表現のひとつでもあるため、気持ちいいをフレーメンで表現したのだと思いきや、ゆっくりこちらを振り返り、明らかに「もうやめて」て顔されました。。

もしかして今まで我慢してたのかもしれませんが月曜日からまた、懲りずにマッサージをしてみようと思っています。

 

帰り際のおやつ1
帰り際のおやつ2


でも毎回負ける……

いつもは牧草やチモシー置いてるのですが、果物など固形物にするとだいたい瞬殺されます。

なので小さくカットしたり工夫するのですが、だいたいは熱い視線を背中に突き刺したまま、その場を立ち去ることになるのです。

その視線はどこまでもまっすぐで、姿が見えなくなるまでわたしの背中を捉えて離さないため、不必要な罪悪感に襲われるという現象に毎回なるのでした。
 

掃除が終わると1

掃除が終わると2

受け継がれる
ビッグイズム


我が家では朝お手入れを終えるとまずは厩舎の外の繋ぎ場(ただの柵)に繋がれて、我々が掃除を終えるのを待つのがルーティン。
その間みなお利口さんに待っているのですが、掃除を終え、道具を片付け始めると鳴く、前かきする、ヘドバンするなど騒がしくなるのです。
これはちっさなおっさんことビッグが教えたこと。

彼はそろそろ終わるかなぁくらいからこちらをガン見。終えると「ヒャーンコロロー」と奇妙な鳴き声で高らかにいななき、さあ牧場へ行こう!と催促するのです。

そんなビッグを見て育ったビバは、今ではエスパーかというくらいの勢いで掃除を終える頃合いを見計らい、ようやく大きく出せるようになったいななきで催促を始め、ハクは「ヒョーン」とビッグ譲りの個性的な鳴き声を遊園地中に轟かせ、シルは静かに熱い視線を送ってくるようになりました。

その観察力に毎朝驚くと同時に、指揮官だったビッグを毎朝思い出すのでした。
 

ハクの反抗期1
ハクの反抗期2

ボスの時はピッて
足上げてた。。。

我が家はボスとわたしで見事に飴と鞭の役割分担ができているのですが、ときどき飴が甘すぎて反抗期が訪れます。
今までできていたことができない、対応が乱暴になる、など症状は様々。

その場合はいつものようにヘラヘラせず毅然とした態度で対応すると、あのビバでも「おや?」という顔をして態度を変えてきます。

この夏、突然ハクちゃんが足裏のお手入れで前脚を上げなくなりました。
それまでは足トントンで上げていたのに、どこか具合が悪いのかと心配しましたがどうやら大丈夫。

しばらく様子を見ましたが、上げたくない側の脚に体重をかけるなど、明らかにわざと上げないのだと確信したのです。

その証拠にボスの場合はいつも通りに上がる。

な〜ぬ〜と思い、大きな声で「足」と声をかけ、上げないハクちゃんの顔に顔を近づけ睨みながら舌打ち→低い声で足を上げろと伝える、をしてみたところ、態度が一変。

え?みたいな顔でこちらを見てくるではありませんか。

我が家では舌打ちは叱られる前触れの合図でもあるのです。
さらに普段聞かない低音ボイスで、そろそろ叱られる頃だなと認識したのでしょう。
そうです。ウマコたちはなにをしたら叱られるか十分わかっているのです。

その後は渋々上がるようになり、今はすっかり元に戻り、お利口さんにピッピッと足をあげるようになりました。

めでたしめでたし
 

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