新しいにおい、見慣れない遊具の数々、知らない人たち。。。すべてが恐怖の対象でしかなかったビバとシルのお手本となってくれたのがビッグでした。
どんな幼稚園時代を過ごしたのかと思うくらい堂々とした態度で遊園地を闊歩し、怖がるふたりを導いてくれたのです。
ビバもシルもビッグが頼りでした。
彼の後ろを歩き、初めての場所はビッグが最初に足を踏み入れてからそれに続いていました。
ビバとシルにとって、ビッグは体は小さくてもとてつもない経験値を積んだ賢者そのものだったのです。
そしてビバ以上にビッグなことを頼りにしていたシルとの仲が急速に深まりました。
行動を共にし、グルーミングし、いつしかビッグにとってシルは特別な存在へと変わっていったのでした。
ただいつまでも怖がるふたりではありません。
日に日に遊園地に慣れてきて、やがてビッグを頼りにすることもなくなっていきます。
そして気づけばシルがナンバーワンに、ビッグは最下位のヒエラルキーになってしまったのでした。

あまり頼られなくなった頃のビッグ



