番外編−1
番外編−2

クソオヤジ。。。
長い長いビッグの物語。
ここらでちょっと休憩させてください。

ビッグを知ってる人にとったら彼は背中にチャックがあり、半分出ちゃってるおっさんですが、今回のブログでビッグを知った人は、一途で健気な小さなウマコかもしれません。

なのでここらでいったん、真の彼の姿を紹介しておこうかと思います。

マンガにある通りひきずられた経験もある私からしたらビッグはクソオヤジ。
人に対して依存は全くなく、人、馬限らず子供と男には手厳しい。

簡単に言えばシルと大人の女性以外アウトオブ眼中なおっさんでした。

だからか分からないのですが、年配の男性からの人気もあったんです。
ビッグを好いてくれる男性は決まって「なんか憎めないんだよなぁ」と呟いていました。

そして彼は本当に賢かった。
ビバとは違い、社会の酸いも甘いも知り尽くした馬でしたので、駆け引きもできれば状況に応じて立ち回りを変えることもできたのです。
もしかしたら体の小さな馬だからこその処世術を身につけていたのかもしれません。
ただ状況判断にも長けたとにかく賢い馬でした。

そんなビッグだからでしょうかね。
シルを心配していたのは。
確かに彼女は誰かが守ってあげなくては四面楚歌になってしまうタイプです。
後先考えずに己の感情や欲求に任せて行動してしまうタイプなので、ビッグにしてみたら危なかっかしくて放っておかなかったのでしょう。

きっと今もまだ、シルが心配で虹のたもとから毎日降りてきて、シルのことを見守っているのだろうなと思うのです。

さて、明日からはビッグ愛の物語後編です。
最期の七日間とシルとのことを回想していきたいと思います。

また長々と続きますが、お付き合いいただければ幸いです。