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長々と描かせていただきましたが、小さなおっさんの愛の物語は以上で終わりです。

ビッグがいなくなってから淡々と過ぎていくかのような毎日でしたが、ウマコたちはウマコたちなりに思うところはあったのだと思います。

とくにビバとシルにとっては富山へ共に来て、前を歩き続けてくれた存在です。
いなくなったことを十分に感じていたのだと思います。

シルに至っては、日に日にキャラが変わり、今ではひっつき虫の甘ったれに変身してしまいました。
そして時々ぼんやりとビッグが横たわっていた場所を見つめている時があります。
そんな時はもしかしたらビッグがいるのかな、なんて思ったりもして‥‥‥。

そんな中、ハクの存在はウマコたちだけではなく私たちにとっても救いだったと思います。

悲しみに耽るまもなく笑わせてくれ、和ませてくれ、おかげで穏やかな日々を送ることができました。


さて、明日からはまたウマコたちの日常をお届けします。

相変わらずな内容になりますが、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。