

モンゴルの人にとって馬はとても身近であり、また尊い生き物でもあると言います。
もっとも住んでいる地域にもよりますし、中には猛スピードで走りたいと希望する人もいます(丁重にお断りしています)が、だいたいが馬をとても大切にしているのが、ウマコたちを見る目でよくわかります。
そういうモンゴルの人は、「自分は乗れるから手綱を持ちたい」とは言わず、他の人と同じようにひき馬を楽しみ、感謝の気持ちをウマコにも伝えてくれるのです。
さて、今回はそんなモンゴルからのお客さんを乗せた日の出来事。
高揚した顔でハクを見つめ、感謝の気持ちを伝えられたハクは、きっとこの後ニンジンを買って自分だけにくれるはずだと勝手に確信したのです。
ボスとお客さんが話している間、草を食べるふりしながら片時もそばを離れず、お客さんが歩き始めた途端トコトコとついていきました。
でも残念ながらお客さんの行き先は出口です。
出た途端鳴きました。
間髪入れず鳴き叫びました。
「ちょ待てよ!」
私には確かにそう聞こえました。
そして願いは届き、お客さんはハクを振り返ったのですが、手を大きく振り「さようなら」ととても丁寧な挨拶を残してその場を去っていきました。
呆然と見つめた後再び鳴くものの、もう振り返ることはありませんでした。。。


もっとも住んでいる地域にもよりますし、中には猛スピードで走りたいと希望する人もいます(丁重にお断りしています)が、だいたいが馬をとても大切にしているのが、ウマコたちを見る目でよくわかります。
そういうモンゴルの人は、「自分は乗れるから手綱を持ちたい」とは言わず、他の人と同じようにひき馬を楽しみ、感謝の気持ちをウマコにも伝えてくれるのです。
さて、今回はそんなモンゴルからのお客さんを乗せた日の出来事。
高揚した顔でハクを見つめ、感謝の気持ちを伝えられたハクは、きっとこの後ニンジンを買って自分だけにくれるはずだと勝手に確信したのです。
ボスとお客さんが話している間、草を食べるふりしながら片時もそばを離れず、お客さんが歩き始めた途端トコトコとついていきました。
でも残念ながらお客さんの行き先は出口です。
出た途端鳴きました。
間髪入れず鳴き叫びました。
「ちょ待てよ!」
私には確かにそう聞こえました。
そして願いは届き、お客さんはハクを振り返ったのですが、手を大きく振り「さようなら」ととても丁寧な挨拶を残してその場を去っていきました。
呆然と見つめた後再び鳴くものの、もう振り返ることはありませんでした。。。


