修正1
シャンプー2

クセになる
ハクは自分だけいいことをしていると、わざと辛いふりをします。
いつもなら鳴いてしまうのに、こんな時は鳴かずにひたすら苦行に耐えているふりをするのです。

ひき馬の時もこっそり自分だけオヤツをもらっていることを知っているので、こっそり食べます。

そんなハクのことをいつも疑心暗鬼な眼差しで見ているのがビバです。

きっとなにかいいことをしてもらっているに違いない、と思っているようで、朝のモコモコシャンプーもどうやらずっと気になっていたみたいでした。

ビバはハクほど汚さないので水洗いで十分綺麗になるため、これまでシャンプーは使ったことがありませんでした。

そこで、初めてのシャンプー体験をさせてみたところ、想像以上によかったようです。

そもそもブラシよりも素手で触られる方が好きなので、そこにいい匂いの滑らかな泡が加わるため、魅惑のモミモミとなったのです。

鼻の先を伸ばし、グリュグリュと声を鳴らす始め、目は虚ろ。

チャンスとばかりに鼻先をずっと撫で続け、誰もが幸せな朝になりました。