寒さに強いとはいえこの寒波は鳥にとっても厳しい寒さです。
フロンティアがあるミラージュランドには、東京では絶滅危惧種となっているスズメがたくさん生息しています。
そのスズメたちも、連日の寒さが堪えるようで、厩舎のシャッターを開けると一羽だけ飛んでくるようになりました。
実は四年前の大寒波以来、餌が無くなる冬場はお米をあげるようにしていて、それを知っているスズメなのかもしれません。
あまりの寒さに中に入ってくるのですが、人間が動くとすぐ逃げてしまいます。
なので、夜も中にいれば暖かいのにと思いながら毎晩シャッターを閉めていたのです。
それが昨日の朝、シャッターを開けたら中から飛び出てきたではありませんか。
どうやら隙間から入って夜を過ごしていたようなのです。
そしてお米を置いてある定位置に降り立ったのです。
この学習をしてくれたのは一羽だけ。
このスズメには他に二羽、仲間がいるようですが、ここまでの距離は縮めてくれません。
冬の間だけでもフロンティアで炊き出しが行われていることをスズメ界で広めてほしいものです。
ところで鳥たちはどのようにして餌を見つけるのか。ちょっと調べてみたらどうやら目視らしいのです。
うちはカラスも多く、彼らはチームを組んで声で伝達し合いながら餌を見つけています。
なのでお米を置くときはカラスがいない時を見計らうようにしています。
万が一見られてしまうとスズメたちは追い出されてしまうので。
カラスもトンビも寒さ厳しい今ですが、彼らは狩りをします。
そして狩りの対象となるのがスズメなどの小鳥で、時にサギもやられています。
冬場の遊園地ではそんな惨劇を目の当たりにすることも少なくありません。
ただそれも自然の摂理です。
たかがお米の自己満足ではありますが、助けを求めに来る限り、手助けはしようと思います。