

今年の富山は雪が多い!
20代の頃から富山県魚津市には足繁く遊びに通っていましたが、真冬に遊びに行ったことはありませんでした。
そのため雪国だということをついつい忘れがちなのですが、なんといっても北陸ですから!
そりゃ雪深い地域なことは間違いありません。
それでも昨年は雪がとても少なく、真冬の作業もなんなくこなしていたのですが、今年はそりゃもう大変です!!
説明すると長くなるのでまた機会を改めますが、一言で言えば、体力勝負です。
さてさて、わたしたち夫婦が富山へ移住したのは今から四年前のこと。
初年度から豪雪に悩まされましたが、そんな中、雪の中で遊び回るウマコたちの姿には癒やされたものです。
ただ、雪だからといって遊ばせているだけでは運動になりません。
雪の中での乗馬はまったく問題がないので、定期的に乗って運動をさせるのですが、体の小さなビッグとシルは牧場に放牧するだけのことも多かったのです。
連日の雪で牧場にも大量の雪が降り積もったある日のこと。
まだハクちゃんは我が家にいなかったので、雪の中での騎乗はもっぱらビバと一緒でした。
この日もボスがビバに乗り、牧場の外へ出ると、シルとビッグがうらめしい顔でにらんでいるではありませんか。
我が家では遊園地の営業が終わると、牧場の外にある大広場で草バイキングをさせてから帰るのが常だったため、きっと彼女たちの頭の中には「外に出る=草を食べられる」と思い込んでいたのでしょう。
たとえ一面真っ白な銀世界であったとしても、です。
彼女たちの視線の先にはクローバー畑が広がって見えていたのでしょう。
なのできっとビバのことが羨ましかったのだと思います。
そしてよほど悔しかったのか、シルは牧場の柵近辺を探索すると端に雪が寄せ集められた場所を見つけ、いそいそとそこに登り、助走なしで華麗なジャンプを見せて大海原へと飛び出していったのです。
それはそれは見事な跳躍で。
体が小さいだけでスタイルがとてもいいシルちゃんの姿はとても美しいものでした。
はいそうです。その様子をわたしは一部始終至近距離で見ていたのです。
その後シルちゃんは草を求めて遊園地中を走り回り、つかまえにきたボスから逃げ回り、わたしのもとへスタコラ逃げてきて、そのまま現行犯逮捕でボスに引き渡され、しこたま怒られたのでした。

いつもこの体制で外を眺めていました