馬にはどう見えてるか1
馬にはどう見えてるか2


遊園地の入り口から馬小屋までヒーコラ言いながら通っていましたが、今は除雪もしてもらい、さっさかと歩けるようになりました。
ただ、いたるところに除雪車でかきあつめた雪山ができあがっていて、巨大な壁に今年の豪雪を改めて実感しています。

さて、今日は久しぶりの晴れ。
これまで少量残っていた雪で足元が滑りやすくなっていたため、ひき馬でお散歩程度の運動しかできませんでしたが、今日はシルは調馬索を。
ビバにはボスが、わたしはハクに乗って運動をすることにしました。

除雪をしてもらった道を行き、雪壁を越えて一面銀世界の広場へ向かったのですが、最初はビバが先頭に。
ビバはボスのことを全面的に信頼しているため、雪壁を越えるのもなんのその。
ためらうことなく踏み進めていき、ハクも問題なくあとに続きました。
問題は2回目の雪壁越えです。
試しにハクちゃんを先頭に行ってみたのですが怖がってしまいよけてしまうのです。
これには2つの原因があり、1つは「上の人のことを信頼していない」、2つ目は「上の人の技術が不足している」。
人間にとってはなんてことない現象も、馬にとっては怖いと思うことはたくさんあります。
それはイメージしたり距離感を測ったりできるかできないか、など様々な理由があるのですが、いずれにしても「怖くないと思わせて」「馬の身体特徴を理解した上で技術で前に進ませる」ことができるのが理想。

2つ目の技術的なことは的確な指示をボスからもらったので、後日テーマとして取りあげてみたいと思っていますが、1つ目はわたし自身の問題です。
ふだんは優しいと思われ好かれているとしても、いざというときにリーダーになれない。
馬と暮らす人間としてはこれはあまりよろしくないことなので、今年も引き続き、ウマコたちに信頼してもらえる心の強さを持てるよう精進して生きなければと心に誓うのでありました。
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「怖くない」