コミック2鳴かなきゃいいのに1
コミック2鳴かなきゃいいのに2

冬の放牧は草も生えてなく、ウマコたちにとっての楽しみは運動会だけ。
と言ってもハクちゃんは運動会すら楽しみでもなんでもないため
冬の放牧はただの苦行らしいのです。

さて、放牧しているウマコたちを迎えに行くと、私たちの気配を察知したビバとシルが競い合うように出口に集まり待機しています。
ただ、ごくごくたまに、ビバもシルも気づかず、唯一ハクちゃんだけが気づいて奇跡の一番乗りをすることができることがあるのです。

そんな時のハクちゃんは、遠目に見てもとても嬉しそうで、待ちきれない様子でワクワクしているかのようで、私たちが到着するのを待てずに大きな声で鳴いてしまうのです。

すると、当然のようにビバとシルが気付きます。
ゆっくりゆっくり間を詰めながらこちらに近づいてくるのですが、依然ハクちゃんは二人(馬)の姿には気づいていない様子。
とうとう後ろにつかれ、案の定おしりをかじられ毛散らかされ、いつもの定位置(最も出口から遠く離れた場所)に追いやられ、安定のビリになってしまうのです。

鳴かなきゃいいのに鳴いてします。

これはハクちゃんの自分自身との戦いなのだと放っておいています。