ハク高速速歩1

ハク高速速歩2
ハク高速速歩3

ハクちゃんは北海道和種。
昔で言うところの道産子ちゃん。
といってもそれにしても体が大きめなので、もしかしたらその昔、ペルシュロンなどの重種の血が入ったのかもしれません。

さてさてといってもこのハクちゃん。
もう周知のことかと思われますが、大の運動嫌い。
外乗も優しい人やまだ乗り慣れていない人が乗ると、ちんたらちんたらと歩くのです。
挙げ句の果てには力任せに草を食べに行く暴挙に。
おそらくどこのクラブにも外乗で道草を食いに行く馬はいると思いますが、これ、最初が肝心で、一度やられるとその日一日道草を食われ、いわば敗北を味わうことになります。

なのでハクちゃんに好き勝手されがちだな、と思われる方には外乗中の場合、その辺に落ちている木の枝を手渡しムチがわりにしてもらいます。

といっても実際にムチを当てなくても大丈夫。
ハクちゃんはムチを持った途端機敏になり、速歩もすっと出るように。。。
最初からやりなさい、とも思うのですが、ただ駈歩は乗り手の気合が十分でなければハクちゃんは出しません。

先頭のビバが駈歩を出した途端から、全力で高速速歩を繰り出すのです。

彼は在来種に多く見られる側対歩と呼ばれる「右前脚と右後脚」「左前脚と左後脚」を同時に出す歩様(人間で言うナンバ歩き)なため速歩でも反動は低く辛くはないのですが、よくもまあそこまで高速で脚を繰り出せるなと感心してしまうのでした。

なので、うちに乗りにくる方は、ハクちゃん駈歩攻略法は「気合」と覚えておいてくださいね。