ビバ見てる1
ビバ見てる2
ビバ見てる3
         ではない



寒暖差の激しい日が続きますが、確実に春は近づいてきています。
牧場や公園にも、よく見ると短い新芽がちらほらと芽吹き始め、そろそろウマコたちのバイキングが本格的に始まりそうな予感です。

さて、牧場内の草は常にウマコたちに食べられるため、きれ〜いに刈られていますが、柵の周囲にはこれからの季節、 定期的に草刈りをしないとボーボーに草が生い茂ります。
この草を刈らないと、放牧中にウマコたちが柵の向こうに首を出し、結果、柵が破壊されるのです。
なので、比較的時間のある平日の営業中に、なんとなく手刈りをしています。

刈った草は食べられないものを避けてからウマコたちにあげるのですが、この手刈り。
放牧中に行うのは結構大変。
ばれていないと思っても、どこかで必ずビバが見ている。
どこにいようと何をしていていよう、わたしの様子を確実に監視しているため、ものすごく遠く離れているからと余裕ぶっこいて刈っていると、いつの間にか背後に忍び寄り、柵越しにロックオンされてしまうのです。

これがまた本当に驚くのです。
忍者かと思うくらいの忍び足でやってくるのでほとんど気配はなし。
気づいた時は耳元で「フーフー」と鼻息を吹きかけられているのです。

そして、草刈りだけではありません。
ゴミが落ちていると思い拾うためにしゃがみ込むと、どこからともなくビバがやってきて、襲われます。

すなはち、わたしが「しゃがむ」イコール「草むしり」とビバは思っているのでしょう。
このわたしを巡ってビバとシルの戦いが始まることもあるので、逃げ道だけはいつも確保しておこうと思うのでした。