ペキパキ1
ペキパキ2
ペキパキ3
ペキパキ4
        100%わたしが悪い‥‥‥

フロンティアではウエスタン用の鞍を使用していますが、先日ものすごくめっけものの洋鞍を中古でボスが見つけてきました。
これまでもブリティッシュ乗馬をされている方の外乗も多く、洋鞍は必要だね、と話をしていたので、迷わず購入。
長年お手入れをされず放って置かれていたようですがほぼほぼ状態はよく、ボスがせっせことオイルを塗るとみるみるうちに革がイキイキと蘇り、それはそれは美しい鞍に生まれ変わりました。

さて、この洋鞍には腹帯がついていなかったため、アマゾンで購入することに。
それにあたり、みんなの腹帯のサイズを測ることになりました。


ただそのとき厩舎にはスチール製のメジャーしかなかったのです。

スチールのメジャーはしなやかに曲げることができず、曲げると折れ曲がり、ペキパキと激しい音が鳴ります。
なので驚かせないよう慎重にメジャーをお腹の下に通して測ることにしました。

最初はハクちゃんに。
初めて見る(おそらく)洋鞍に最初はフゴフゴと鼻を鳴らして体を逸らしていましたが、すぐに慣れ、スチールメジャーもすんなりとクリア。

その様子をビバは隣の部屋から見ていたので大丈夫かと思ったのですが、やっちまいました。。。

ビバのお腹の下を通すとメジャーが折れ曲がり、ペキパキーっと鳴り響いたのです。

その途端ビバが「怖い!」(と言っているような気がする)と体を大きく揺さぶると、わたしの方へ体を寄せてきたためビバと壁の間に挟まれ、その後も怖い怖いと叫び続けるビバの巨体を避けながら必死にビバをなだめ続けました。

その間ずっとボスがわたしに「手を離せ!」と言い続けたのですが、ややパニックにもなっていたわたしは何を思ってかメジャーを離すどころか強く握りしめ、当然メジャーはさらに激しくペキパキとビバのお腹の下でビートを刻み続ける始末。。。

ようやくボスの言ってる意味がわかり手を離すと、ビバも動きを止め鼻息荒く佇んでいました。

繊細でビビり、慎重派なビバの性格をわかっているのに気をつけてやれなかった自分に猛省し、ビバの興奮がおさまるまで首筋を撫でながら謝り続けたのです。

普段はスキンシップが苦手なビバですが、こういう時はまるで小さな男の子のようにわたしの腕の中にすっぽりとおさまります。
人間が気をつけてやらなければいけないことを改めて再認識しながら、あまりの愛おしさに抱きしめながらこのまま時が止まればいいのにと思ってしまったのでした。。。

でもホントにごめん。今回はわたしが悪かった。。。
馬の繊細なハートと巨大をいつどんなときも忘れちゃいかんですね。。