ハク草ぶん投げる1
ハク草ぶん投げる2
人はこれを自業自得と言う‥‥‥

我が家の食事はヘイキューブ、チモシーのほか、メインはボスとわたしが手刈りする草を食べています。
冬場は燕麦(エンバク)ですが、今の時期は燕麦の他マメ科の草などウマコたちが好きな雑草がたくさん生えているのです。
ただしマメ科は栄養価が高いため、これらの他に雑草をたくさん混ぜてお腹いっぱい食べさせています。

さて、こうして様々な草をミックスしているため、当然好き嫌いが出てきます。

馬は食べられない草は器用に口先でより分けることができるので、そういった草が残してあることで、「この草は食べられないのか」とこちらも勉強になるのですが、それとは別にただただあんまり好きじゃないという完全に個人的な嗜好によって残される草もあるのです。

わかりやすく言えば、シルにとってのチモシーみたいなもの。
食べることは食べるけど、他に生草があれば残して寝藁にしてしまう。
彼女の場合、こちらの知らぬまにそういう行為をしているため、まだ我慢できるのです。

問題はハクちゃんで。
彼は好きな草が見当たらないと思い切り口を草の中に突っ込み、勢いよく顔を上げて草をぶちまけるのです。
それも自分の部屋の外にこんもりと。

それをこちらが見ている前でやるので、正直腹が立つこともあるのですが、神さまは見ているのでしょう。
ハクちゃんは好きな草を探すために食べられる草までもぶちまけてしまうのです。

結果食べられず、目の前のご馳走を眺めながら眠れぬ夜を過ごすのでした。