今日もうちのウマコが騒いでる

富山県魚津市にあるふれあい牧場フロンティア。3頭の馬とお空のビッグが繰り広げる日常をマンガにした絵日記ブログ。絶賛毎日更新!

カテゴリ: ハク

ハクとコーヒー1 '
ハクとコーヒー2

ボスが食べたり飲んだりするもの全て気になる


我が家では、牧場でウマコたちがお昼ご飯を食べるタイミングで私たちもいただきます。
なので、ウマコたちもなんとなく私たちがご飯を食べていることをわかっているようで、自分が食べ終わるとチラチラと見てくることもあるのです。

その原因は、おそらく以前おにぎりのご飯(味がついていない部分)を食べさせたことがあったからではないでしょうか。

おそうめんもガン見していました。

さて、先日お昼ご飯を食べ終わったタイミングでカップルのお客さんが遊びに来ました。
大抵ご飯を食べ終わると皆寝転んでお昼寝をするのですが、エサやり体験だったため皆嬉々としてお仕事をこなしたのです。

そして、にんじんがなくなったあと、そのカップルはハクちゃんに興味を示したようで、彼の前で撫でたりし始めたのです。

やがて眠気が襲ってきたのか、徐々にハクちゃんの頭は下がってきて、寝落ち。

その直後ボスがホットコーヒーを入れたマグカップの蓋を外して口に含んだ途端、ハクちゃん覚醒。

そうです。
あの煎ったコーヒー豆の香りが食欲を刺激するらしく、この後寝落ちしては覚醒する、を繰り返していたのでした。

 

 


よしなとフレーメン1
よしなとフレーメン2
何かが鼻を抜けていったのか‥‥‥

馬は食べられないものは自ら判断でき、万が一口に入れてもペッと吐き出します。
人の手から食べ慣れているコは信用してなんでも口に入れてしまうのですが、それでも匂いや口に入れた瞬間に「これはヤバいやつだ!」とわかります。
少なくとも我が家のウマコたちはそうなのです。

先日友人夫妻がわざわざ早朝自分の山で採ってきたという山菜「よしな」をたんまりと持って牧場に遊びに来てくれました。
よしなは茹でて昆布締め(富山っぽ〜い)や生姜醤油などで食べるととっても美味しい粘り気のある山菜。
うちでも昆布締め、塩昆布あえ、煮物にとバラエティ豊かに使わせていただきました。

さて、この採りたてのよしな。葉っぱが青々としていてとても美味しそうだったので、友人が試しにハクちゃんの目の前に差し出してみました。

しばらくクンクンにおいを嗅いだあと、パクリと頬張りそのままごっくん。
続けて二枚目も食べたため、葉も捨てずに済むな、と思ったのです。
そしてそのままお客さんを乗せてひき馬に出たのですが、歩き始めてすぐに鼻をムズムズさせたかと思ったらムキーとフレーメン。

そのままコースの約三分の二の距離、時間にしたら三分弱をずっとフレーメンしたまま歩いていました。

夜ご飯の際、もう一度あげてみましたが、この時はフレーメンせず。

ただ、欲しい欲しいとせがむこともなく、おそらく彼らにしてみたらどうでもいい葉っぱだったみたいです。

それにしてもハクちゃんのフレーメンの活用法はまだまだ広がっていきそうな予感です。
 

ハク草ぶん投げる1
ハク草ぶん投げる2
人はこれを自業自得と言う‥‥‥

我が家の食事はヘイキューブ、チモシーのほか、メインはボスとわたしが手刈りする草を食べています。
冬場は燕麦(エンバク)ですが、今の時期は燕麦の他マメ科の草などウマコたちが好きな雑草がたくさん生えているのです。
ただしマメ科は栄養価が高いため、これらの他に雑草をたくさん混ぜてお腹いっぱい食べさせています。

さて、こうして様々な草をミックスしているため、当然好き嫌いが出てきます。

馬は食べられない草は器用に口先でより分けることができるので、そういった草が残してあることで、「この草は食べられないのか」とこちらも勉強になるのですが、それとは別にただただあんまり好きじゃないという完全に個人的な嗜好によって残される草もあるのです。

わかりやすく言えば、シルにとってのチモシーみたいなもの。
食べることは食べるけど、他に生草があれば残して寝藁にしてしまう。
彼女の場合、こちらの知らぬまにそういう行為をしているため、まだ我慢できるのです。

問題はハクちゃんで。
彼は好きな草が見当たらないと思い切り口を草の中に突っ込み、勢いよく顔を上げて草をぶちまけるのです。
それも自分の部屋の外にこんもりと。

それをこちらが見ている前でやるので、正直腹が立つこともあるのですが、神さまは見ているのでしょう。
ハクちゃんは好きな草を探すために食べられる草までもぶちまけてしまうのです。

結果食べられず、目の前のご馳走を眺めながら眠れぬ夜を過ごすのでした。 
 

 

コミック隠れてるつもり1
コミック隠れてるつもり2

リアル頭隠して尻隠さず


ボスに叱られたときの反応はウマコそれぞれ。
みんなそれぞれ特徴があるのですが、今日はハクちゃんの反応をお話ししたいと思います。

どうやらハクちゃんは、自分の体=頭
と思っているようで、ボスに叱られると必ず顔を背けます。
首がもげるかと思うくらいひん曲げて、顔を思いっきりそらすのですが、それも効果がないと気づくとわたしのことを探し、うまい具合に見つけるとわたしの背中に顔を隠すのです。

そうです。

やっぱりハクちゃんは顔を隠せば上手く逃げられると思っているようなのです。

どんだけ小さいのか。ハクちゃん。

わたしの背後で小さくなっている彼を見ると、今すぐにでもスモールライトが欲しくなるのでした。

 

ハク1人で戦う1
ハク1人で戦う2

ビバシルまったく気付かず‥‥‥
 

シルが発情期を迎えるこの時期。
ビバはシルにちょっかいを出す.
シルはそれを頬を赤らめながら応じる。
しかし次の日は角をはやしながら激怒する。

これをひたすら繰り返します。

なのでビバにとっては一か八か。
そしてハクちゃんにとっては緊張マックスの日が続くのです。

これまで売られたケンカはまったくかわず、程よいポジションを保持してきたハクちゃんですが、シルの怒りは伝染します。

それでも誰かに当たることなく、静かにひとり、おならをかましながら戦い続けるハクちゃんなのでした。
 

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