カテゴリ: ハク
自分のご飯を死守するハクちゃんの意地
ハクちゃんをビバから守るために張った防波堤ですが、
これがなかった頃は、お昼の飼葉桶をしょっちゅう狙われていました。
当時の苦い経験が記憶にあるのか、今でも早食いのビバがネット越しにハクの飼葉桶をガン見し始めると、慌てて飼葉桶に顔を突っ込み、取られまいというオーラをガンガン発するのです。
先日も先に食べ終わったビバが、ネット越しにハクちゃんの飼葉桶を狙い始めました。
ネットから鼻先だけを出し、極限までネットを伸ばすも届かず。
でも気になるのかハクちゃんは飼葉桶に深く顔を突っ込み必死に食べ進め、しばらくの間こう着状態が続いたのです。
そして食べ終わり、すっかり飼葉桶が空になっても、いつまでもいつまでも顔を突っ込み続けるのでした。



イヤなことがあると実力行使に及ぶハクちゃん
ゴールデンウイーク前、隣市のイベントに初めてお呼ばれをしました。
ただこのイベント。当日大荒れの天候となり中止になってしまったのですが、前日は行く気満々。
ハクちゃんを本来の色に戻すべく張り切っていたのでした。
我が家は温水が出ません。
なので冬季はブラッシングのみ。
なので誰よりも汚れてしまうハクちゃんは徐々に風貌が変化し、ビバと見間違ってしまうことがあるくらい薄黄色のコになってしまうのです。
さすがにこの様では行くことは憚られ、お湯を沸かしてタオルでゴシゴシすることにしたのでした。
案の定ゴシゴシを嫌がるハクちゃんを横目にお手入れを進め、まあまあ見られるくらいになってからお手入れが終わったことを告げると、ハクちゃんはズズズイッと前進し始め、わたしを巻き込んだままビバの部屋との境界線である綱まで歩を進めたのです。
そうです。
おそらく彼はわたしを押し潰そうとしていたのです。
ハクちゃんの体の重みを全身で受け止めながら、次の一手を考えるわたしだったのでした。



ハクちゃんが教えてくれた二頭引きの極意
ビバの運動時、ハクちゃんを二頭引きで引っ張ることが多いフロンティアスタイル。
さて、この二頭引きですが、ハクちゃんがちょっとでもビバの前に出てしまうと怒られます。
ビバにですが。
後ろを走る分には、お尻に鼻先がくっついていようが全くおかまいなく。
なのにほんのちょっと前に出るだけで激しく怒るのです。
これがウマコ内のヒエラルキーなのでしょう。
ただ怒られるとどうしていいか分からず、最初の頃はかなり遅れをとっていたハクちゃんですが、今ではボスの「こっこっこっ」という言葉を聞くとピッタリとボスの膝に顔をくっつけて走るのです。
これで無事に、前に出ることなく遅れを取ることもないポジションを決められ、誰もが平和に運動ができるのでした。


