今日もうちのウマコが騒いでる

富山県魚津市にあるふれあい牧場フロンティア。3頭の馬とお空のビッグが繰り広げる日常をマンガにした絵日記ブログ。絶賛毎日更新!

カテゴリ: ハク

ハクオナラ1
ハクオナラ2

放牧中オナラをきっかけに大運動会が始まることは以前お話しましたが、

我が家でいちばん平和主義なハクちゃんは、できるだけオナラ祭りには参戦するしないように心がけているのです。

ただ、人も馬も生理現象という抗うことのできない不可抗力があり、馬の場合興奮するとオナラはだいたい出てしまうのです。

そしてハクちゃんも。

ひっそりこっそり牧場でひとり草を食べていたいはずなのに、近づいてくるビバとシルにビビり、興奮し、挙げ句の果てには「プピッ」とオナラをしてしまうのです。

その途端、ハクちゃんのことなど眼中もなくただただぽけ〜っと放牧を楽しんでいたはずのビバとシルが覚醒。

敵はどこだ!と言わんばかりの形相で音の根源を追いかけ倒すのでした。

ハクちゃん。栓するか。。。
 

ハクちゃん出られない1
ハクちゃん出られない2

入った瞬間を見たかった!
冬場に壊された柵ですが、補強をした今でもロープはそのままに、さらに緩みのないようにピンっと張った状態で取り外さずにいます。
当時の様子はこちらをどうぞ。
どっちみちまた柵に寄りかかり壊してしまうため、向こう側にいかないようにしておいた方がいいと考えたのです。 

しかし!今ではビバもシルもハクも当たり前のようにロープの向こう側に入っています。
シルが潜れるのはまだ想像がつくのですが、ビバやハクがどうやって入ったのか。

ウマコたちがロープの向こう側に行っていることを確認した当日、入り口から名前を呼ぶと、シルはいつものように障害物など何もないというふうにすっと潜り抜け、ビバはジャンプしているかと思いきや、思い切り体をかがめてスライディングのように勢いよくくぐっていました。

ただ、ハクちゃんだけは置いてけぼりに。
右往左往しながら哀しそうな表情を浮かべるだけ。

しばらく笑いながら観察したのち、ロープを上げてやるとそこから潜り抜けて帰ってきたのでした。

後日、無事にハクちゃんは潜り抜けられるポイントをつかんだようで、今ではみんなと一緒にロープを自在に出入りして日々楽しんでいるのでした。
 めでたしめでたし
じゃないか。。。


やっぱり違うフレーメン1

やっぱり違うフレーメン2

昨日ハクちゃんのフレーメンについてお話ししましたが

もしかしたら「食べ物」が絡むとフレーメンをするのかもしれません。
要は、彼はフレーメンを「おねだり」の手段として用いているのです。

フレーメンをどう使おうと勝手ですが、された人間としてはやはりとても複雑な気持ちになるのでした。
 

ハクフレーメン1
ハクフレーメン2

馬の表情で印象的なのは「笑った顔」と例えられる「フレーメン」 が代表的ではないでしょうか。

これはちょうど今頃の時期から夏前まで、発情した牝馬(女の子)のにおいに牡馬やセン馬(去勢馬)が反応したり、嗅いだことのない刺激臭を感じた時や、物理的にお鼻周辺に刺激を感じたときにする行為のこと。

歯茎剥き出しで上下の唇をめくりあげるその様は、真正面から見るとしばらくの間時を忘れるほど衝撃的です。


さて、我が家のハクちゃんですが、フレーメンの使い方が他と少々異なります。

以前は自分の草をシルに横取りされたときにシルの後ろでずっとフレーメンをしていました。

そして先日は、 順番におやつをあげていたとき、ボスの顔を見つめながらフレーメンをしていました。

その時はニンジンですが、いつもかぎ慣れたにおいです。
さらにニンジンでお鼻をペチペチしてもいません。

ではこの時のフレーメンは何を意味していたのでしょうか。

ハクちゃんのフレーメン。
実はこれだけではなくまだまだ謎多き行動だったのでした。
このことはまた明日、お伝えしたいと思います。
 

ハク足踏む1
ハク足踏む2


普段は穏やかでおっとりとしていて大人しいハクちゃん。
なのですが、本来は我が強く自分の主張を力技で押し通そうとするところもあるハクちゃん。

そんな両極端な面を持ち合わせたウマコが白力王なのですが、今回は後者が出たお話しをしたいと思います。

フロンティアで乗馬レッスンも受けている友人に、ハクちゃんのリードを預けた時のことです。
ハクちゃんは初対面の人がリードを持ってもジッと大人しくしているため、安心して預けたのですが、うめき声が聞こえて振り返ると、足を踏まれていました。

ちょっと怪しいな、と思ったのですが再び預けると、再度足を踏まれていました。。。

これは「わざと」です。
明らかに彼はわざと友人の足を踏んだのです。

わたしもハクちゃんが我が家へ来た当初、よくやられました。

お手入れ中のわたしの足の上に足をそっと乗せると、じわ〜っと徐々に加圧していくのです。
これは体寄せ作戦と同じこと。  
地味に痛い。何よりも心が痛い。
ハクちゃんの致命傷には至らない力加減がなんとも言えない辛い気持ちになるのです。

何を思って踏んでくるのか、本当のところを知ることができないのでこわいのです。

案の定友人は2回目に踏まれた時、見たことのないほど悲しい顔をしていました。

足を踏んだハクちゃんが明らかに悪い
リードを預けたわたしが明らかに悪い

以上の2点を踏まえた上で本音を言うと、ちょっとコントを見ているようで面白かったのはここだけの話し。。。
でも痛いものは痛い。申し訳なかったなあと思った出来事でした。


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