今よりも白くて顔が丸くてたてがみが短くてちっこかった1歳のビバが10歳とは……。
ビバとの関係に悩み、ハイジを呼ぶわけにもいかず、藁にもすがる思いで本を読み漁り馬語を知り、必死にビバに馬語で話しかけてキレられたことがつい最近のように思えます。
今では馬語ではなく、私たちで築き上げてきたコミュニケーション方法で以前よりは話し合いができているのではないかと思います。
元々繊細で感受性の強いコでしたが、ビッグの力も借りてなんとか遊園地にも慣れた頃のコロナ。
その年はミラージュランドにバイキングが新設された年でもありました。
厩舎と牧場までの動線にできたバイキングはビバにとって脅威でしたが、頑張って慣れようとしていた矢先の休園。
テナントであるフロンティアも休園すべきか市役所に相談するも、役所も初めての事態に戸惑っていたのでしょう。ハッキリとした指示を仰げず、何が正解かがわからず結局フロンティアも営業を中止することになりました。
ビバにとってはオープンからすぐに再び訪れた静かな日々の訪れでした。
誰もいない初夏の遊園地。草刈りされることなく、クローバーが咲き乱れる広場で毎日草バイキングを楽しみ、彼にとって穏やかな日々だったと思います。
ひと月後、営業が再開しました。
その頃から少しずつ日常のちょっとした変化に対して、より敏感になっていくビバがいました。
そういった理由などからひき馬はハクメインに。ビバはレッスン馬専門になっていったのです。
人でも馬でも適材適所があると思います。
合わない仕事で心を壊すよりも、合う仕事を見つけてあげることを選びました。
これからもビバとの話し合いは続くでしょう。
そして、それらすべてが、お互いにとって前向きで実りあるものとなるよう私たちは努力するのみです。
なにはともあなたとの出会いは、私を確実に成長させてくれました。そしてこれからも(焦
今年も体調管理しっかりと、元気に過ごそうね。
ビバ、お誕生日おめでとう。