今日もうちのウマコが騒いでる

富山県魚津市でひっそりこっそりウマコたちと暮らす筆者が、馬ってこんな生き物だったの!!! という感想をそのまんま絵日記にしました。

カテゴリ: ビッグ

ビッグに引きずられる1

ビッグに引きずられる2
ビッグに引きずられる3
ビッグに引きずられる4



オープンしてからひと月くらいたった頃でしょうか。
 
この世に生まれていちばん!いちばん!疲れ果てていました。

そんな頃、放牧からウマコたちを連れて帰ることになったのですが、当時我が家にいたのはビッグ、シル、ビバの三頭。
ヨレヨレのボロボロの状態で迎えにいき、誰を連れて帰ろうかと考えたのですが、未調教の新馬だったビバ、女帝のシルを連れて帰る気力はない。
なので迷いなくミニチュアホースのビッグと一緒に帰ることに決めたのです。


 無口にロープをつけ、さあ帰ろうと歩き出した途端、ビッグが突然走り出し、体の芯がグニャグニャ状態だったわたしは簡単に倒れ、あれよあれよと言う間に引きずられ走りだしたのでした。

当時の牧場には無数の木が生えており、わたしは仰向けのまま天を仰ぎ、「木にぶつかって死ぬかも」と覚悟を決めました。

今思えばすぐに手を離せばいいものを、何があっても手放してはいけない!と頑なに思っていたわたしはずっとずっとロープを握りしめていたのです。
つい最近もこれで失敗している(学習してないのか。。。)

はたと気づきロープを握りしめる手を解放したのはどれくらい引きずられてからだったのでしょうか。
運良く木に激突することはなく必死に体を起こすと、見つめる先には意気揚々と走り去るビッグの姿が。
そしてわたしは気づいたのです。

体の大きさは関係ない、と。
むしろ一〇〇キロ超えの馬は相撲取りと同じ。
到底力で敵うわけがない。

この日から当然ビッグに対する見方も丸っぽ変わったのでした。
 

ビッグとカラス1
ビッグとカラス2

日に日に暖かさが増し、もうすぐ春本番。
ズ〜っと花粉症かと思っていたのですが、6年前耳鼻科で花粉症ではないと判明した日以来、ピタッと鼻水が止まったわたしは、今では春は大好きな季節。
遊園地の広場にも草が芽吹き始め、いよいよウマコたちの草バイキングも始められそうです。

そしてもうひとつ。
春と言えば鳥たちの巣作りの季節でもあります。
フロンティアが間借りをしている遊園地ミラージュランドの中には実にたくさんの鳥たちが訪れます。
代表的なのはスズメにカラス。トンビにサギ、ハクセキレイ、ムクドリ、、などなど数多く。
今はどこのどなたかわからない、謎の黒い水鳥が4羽、休園中の池の周囲を占領しています。 

 さてこの巣作りですが、原材料は木の枝がほとんど。
そのほかにその辺に落ちている針金やらなんやら人間の持ち物。
そして5年前から加わったのが、ウマコたちの毛です。

拾っていくのはスズメ、カラス、ハクセキレイが主。
彼らはブラッシングで抜け落ちたウマコたちの毛をせっせこ拾っては飛び立ちまた戻ってくる。
それを何度も繰り返すのです。

ただ、カラスだけは拾う手間をショートカットし、ウマコたちから直接毛を抜いていくのです。
と言ってもそれをされるのはビッグだけ。

二羽のカラスに乗られ、毛をむしり取られているのを発見した時は「助けなきゃ」の一心で駆け寄ったのです。
そこで見たのは、嫌がる素振りも見せないビッグと迷惑そうな顔でこちらを見つめる二羽のカラス。
そうなんです。
ビッグとカラスたちはうまく共存していたのです。

他のウマコたちがカラスに乗られるのを嫌がる中、いつの間にかビッグとカラスたちは提携を交わしていたのでした。
と言ってもビッグへの見返りがなんだったのか、それは今でも不明ですが。

ただしビッグがお空へ行った今は、誰ひとり毛を引っこ抜くことを許さないため、カラスたちは拾う専門に徹する春になりました。
いずれにしても魚津の鳥たちの多くは、ウマコたちのぬくもりに包まれて育っているのです。 

↑このページのトップヘ