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ボスの不在時馬がパニックになるとどうなるか
ハクの反乱
日頃シルとビバにやられっぱなしのハクちゃんですが、決してオドオドとした性格なわけではないのです。
勝つ確率の少ない勝負ははなからしないタイプ。
なだけなのです。
さて、馬小屋では隣りの部屋同士であるシルとハク(牧場でも隣りの部屋ですが)。
シルは頻繁に自分の部屋から首を伸ばしてハクにちょっかいをかけるのです。
それも「ねえねえ」くらいならまだしも、エスカレートするとお顔をガブーッと噛むのです。
さすがにこれにはハクもイラッとするようで、自分とシルとの境界線である壁をお尻でドン!
普段ハクちゃんに逆らわれたことがあまりないシルはビビるらしく驚愕の表情を浮かべて退くのです。
ただこの壁ドン。
普段ハクちゃんがビバにされていることの真似っコ。
ハクちゃんもいじめられっぱなしなだけではなく、確実に応用できることが自分のものにしていたようです。
※ビバに対しては決してしません。。。
頼んでもいないのに側にいてくれる。いてくれる。けどただいることがいいとは思えない
ここにいなきゃいいのにって思う反面、いてくれるんだってニヤニヤしちゃう。。。
換毛期のこの時期、白毛のハクちゃんをブラッシングすると大量の抜け毛が取れます。
それはさておき、厩舎ではハクの隣りのお部屋にはシルちゃんがいます。
部屋の間仕切りは下は板、上は金網なので常にみんなそれぞれの顔や様子を確認できる状態に。
そして、ハクちゃんのお部屋を掃除してしている間、シルはずっとその金網越しにわたしの様子を凝視し、ついて回るのです。
別に何をするわけでもなく鳴くわけでもなく、ただただずっとついてまわるだけなので何も問題はないのですが、ハクちゃんをブラッシングしている時が問題に。
彼女はそれまでと同様にただわたしのそばに金網越しにいるのですが換毛期のハク毛が宙を舞い、金網の隙間を通り抜けてシルのところへと飛んでいくのです。
そしてシルの顔にハク毛たちはまとわりつき、それを振り払おうとシルは舌を出し首を左右に激しく振り抵抗する。
だけどわたしは思うのです。
その場をいち早く立ち去るべきはないか、と。
顔を避けるだけでそこから微動だに動こうとしないシルちゃんのメンタルの強さも圧巻です。
自分不器用ですから。。。て本当に不器用な馬じゃないか
入った瞬間を見たかった!
冬場に壊された柵ですが、補強をした今でもロープはそのままに、さらに緩みのないようにピンっと張った状態で取り外さずにいます。当時の様子はこちらをどうぞ。
どっちみちまた柵に寄りかかり壊してしまうため、向こう側にいかないようにしておいた方がいいと考えたのです。
しかし!今ではビバもシルもハクも当たり前のようにロープの向こう側に入っています。
シルが潜れるのはまだ想像がつくのですが、ビバやハクがどうやって入ったのか。
ウマコたちがロープの向こう側に行っていることを確認した当日、入り口から名前を呼ぶと、シルはいつものように障害物など何もないというふうにすっと潜り抜け、ビバはジャンプしているかと思いきや、思い切り体をかがめてスライディングのように勢いよくくぐっていました。
ただ、ハクちゃんだけは置いてけぼりに。
右往左往しながら哀しそうな表情を浮かべるだけ。
しばらく笑いながら観察したのち、ロープを上げてやるとそこから潜り抜けて帰ってきたのでした。
後日、無事にハクちゃんは潜り抜けられるポイントをつかんだようで、今ではみんなと一緒にロープを自在に出入りして日々楽しんでいるのでした。
めでたしめでたし
じゃないか。。。