今日もうちのウマコが騒いでる

富山県魚津市にあるふれあい牧場フロンティア。3頭の馬とお空のビッグが繰り広げる日常をマンガにした絵日記ブログ。絶賛毎日更新!

オリジナルキーホルダー、ピンバッジ、マグネット、イヤリング等ウマコオリジナルグッズも販売中。収益はウマコたちの生活費に当てさせていただきます。

タグ:ふれあい牧場フロティア

ハエとりシート1
ハエとりシート2

翌日もチューしようとしてた

うちはアブはあまりいませんが、サシバエには頭を悩ましています。
ビバもシルも嫌がるのでハエもあまり来ないのですが、ハクちゃんは嫌がらないのでたかられ放題。
市販のものにはサシバエ専門のアイテムはほぼ皆無。蚊やコバエ用なんて効きやしません。
かといってハチ用は強力すぎて馬体に影響がありすぎる。。
軍隊が使う(ホンマかいな)とかいうサシバエ専用のトラップをしかけていて、それなりに捕獲効果は認められるのですが高いところに吊るさなければならず、牧場では視覚的にキツイものがあるのです。
そこで、新たに導入したのがサシバエの習性を活かした?とかいう粘着シート。

50センチくらいの粘着シートをなるべく低い位置に設置するだけ。
5枚入って3000円前後。
送料無料という言葉につられて一気に3セット購入してみました。

貼る位置は部屋のすぐ後ろの通路。
ここならよーく見ないとお客さんからも見えず、ベストポジション。

壊れた飼葉桶に巻きつけて置いたのですが、ウマコたちは案の定飼葉桶を期待の眼差しで見つめ、サシバエよりも先に次々とトラップにかかっていく。。。


ものすごい粘着力なので慌てふためきながら振り回して外すのであっという間にボロボロに。。

ただよほど懲りたのか、一度引っ掛かったらビバもシルも二度と近づかなくなったのですが、ハクちゃんだけは何度も何度もトラップに引っ掛かっていたのでした。。

ちなみに効果は大満足。
設置した側から引き寄せられるようにくっついていき、少しでも軽減につながっているような気がします。
もうそろそろサシバエの季節も終わるので、今から来年の夏が楽しみで仕方がありません。

 

食べ物への反応1
食べ物への反応2

 反応がわかりやすすぎる……

馬と暮らしてから常々思うのですが、馬って実に表情豊か。

馬の感情は耳を見る、とは言いますが、表情だけでもだいたいの感情が読める気がします。
人も同じですが馬も緊張すれば筋肉は締まるし、リラックスすれば緩む。
これだけでも十分、今どんな気分なのかがわかります。

とくに顕著なのが食べ物を目の前にした時ではないでしょうか。

我が家のウマコたちも、好きなものとまあまあ好きなもの、結構好きなもの、ものすごく好きなものでまったく反応が変わります。

例えば麦。
魚津のよき先輩でもある友人に育ててもらっているエンバク麦は、冬場の大事なごはんです。
もちろん大好物でもあるのですが、10月からほぼ毎日食べられるので「はいキター」くらいな反応に。

一方リンゴなど頻繁には食べないおやつは「待ってました!」と目を輝かせます。
さらに黒糖となるともはや正気を保っていられないらしく必死。
毎朝一粒ずつあげているのですが、毎回ビバは早くもらおうとお利口さんアピールをし、シルは人知れずヘドバンかまし、ハクは鳴き叫ぶのです。

ここまでわかりやすいと反応によってはこちらが傷つくこともあるのですが、喜んでくれたときの反応でそれもすべてチャラになるのでした。



 

猫じゃらしは持ってます1
猫じゃらしは持ってます2


一応好みは主張してくる


ごはん中にもかかわらず、彼らはいつでも私たちの動向をチェックしています。
そして、あわよくば、より美味しいものを手に入れようとするのです。

ただ、食べられるものならなんでもいいわけではなく、ましてやすでにごはんが目の前にある時はわりと心に余裕があるため、食べるけどそんなに渇望してないものを差し出されても、反応は薄い、というよりゼロです。





わざと踏む1
わざと踏む2

確信犯

神経質なビバや、やや神経質寄りのシルと比べると、ハクちゃんはおおらかというか大雑把。
虫が止まってもビバほど払わないため格好の餌食に。
代わりにわたしやボスに追い払ってもらう。
そして、ロープやそのへんにあるものを踏んでも足をどかさない。
ビバやシルなら踏み心地が悪いのを嫌がりすぐに足を外すのに、ハクちゃんはどかない。
まるで気づいていないかのように見えるけど、気のせいではなく気づいていないかのときが多いのです。

そんなハクちゃんですが、シャワーをしているとき、ホースを踏むことがあります。
こちらに関してはほぼわざと。

なぜなら、冷たいシャワーをイヤがり、ホースを踏んで水を止めるビバの様子を、金網越しにじっと観察しているからです。

大雑把なハクちゃんですが、観察力と真似っこ力は馬並みなのでした。
 

ブユ1
ブユ2

今でも年に一度は刺されてる……

ありとあらゆる虫が苦手だったごくごくふつうのオナゴが馬を飼うともれなく虫を素手で触れるようになります。
今ではムカデなどの害虫以外は触れるかな。
あ、クモは元から平気なので女郎蜘蛛じゃなきゃ触れるかもしれません。

さて、富山へ移住後、初めて迎えた夏はそれはそれは暑く、ウマコたちが食べる草を早朝刈ることにしたのです。  

ただ、仕事前だったし涼しい格好の方がいいやと、キャミソールに短パンで出かけたのでした。

途中足に何やら異変を感じ、ふと見ると、小さな小さな虫がたくさんついていたのです。

当時のわたしはちょうど虫にも慣れてきて、虫との共存を意識し始めていた頃。
この日も草刈りで虫たちの家を騒がしてしまったお詫びに足にとまるくらいお安い御用、くらいの寛大な気持ちでいたのです。

でもここでひとつ大きな問題があったのです。
その頃のわたしはブヨの存在を知らなかったのです。

ましてやこんな小さな虫が悪さするとはまったく思わず、優しい自分にうっとりしながらチューチュー吸われてたんです。

草刈りを終えて一旦家へ帰るとなぜか足のあちこちから血が流れていました。
でもこの時点でもさほど気にせず、草で傷つけたかな、くらいに考えていたのですが、着替えて営業し始めた頃から猛烈な違和感を覚えたのです。

足が異様に重だるく、やがてズキズキと痛み始め、そこでようやくジーンズをめくってみると、あり得ないくらい両足が腫れ上がっていました。

膝までパンパンに腫れて真っ赤になり、そのうちにおそらく熱が出できたのでしょう。意識が朦朧としてきたのです。

このときになってやっと、足にたかっていた虫が原因ではないかと思い始めたのですが既に手遅れ。
偶然遊びに来ていた友人が車で皮膚科へ連れて行ってくれたのですが、先生からは自業自得と言わんばかりの呆れ顔をされ、解熱剤とステロイドを処方されたのでした。

ブヨに刺された経験がある方はご存知だと思いますが、刺された後が本当に大変。
腫れは一週間ほどでおさまりましたが、痛みはひと月以上、痒みはその後一年以上続きました。
13ヶ所刺されたため足はもう出せないほどキズだらけ。

この日を境に、友達になれる虫となれない虫を見極める必要があることを学ぶと同時に、草刈りはキャミと短パンではしないことを硬く心に誓いました。

それでもブヨはやるやつです。 
長靴を履いていても中に入ってきて刺してきます。
なので今でも年に一度はブヨに刺されてしまうのでした(今年は2回刺された)。。

 

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