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馬も人間も何を考えているかわからない方がモテる
めちゃ癒される。。。
ハグしたい、チューしたい、ギュッしたい。。。
ビバへの底知れぬ欲求。。。一方的な愛情。。
愛を通り越してとにかくスキンシップがしたいのです。。。
普段こんな気持ちでいるため撃沈してばかりなのですが、 この一方通行な愛を神様は見放さずにいてくれるのです。
お客さんを待っている間、ふとした瞬間に感じる頬の温もり。
あえて心を無にして視線だけ横に向けるとそこには、いつもよりも大きく感じるビバの顔が。
あー神様。
このような幸せを与えてくださることに感謝します。
と思うと同時に、彼の頬の温もりを噛み締めながら、ビバが馬で良かったと心の底から思うのです。
なぜなら人間だったら、とっくのとうに骨抜きにされていたに違いないから。
ビバが馬だから、自信を持って言えます。
惚れた方が負け
と。
馬も人間もご褒美って必要
このあといそいそ取りに帰った
今年から乗馬における「魔法のテクニック」をTwitterでボスが連載しています。
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見てみてねー
乗馬クラブで教えているテクニック、というよりも、乗馬に迷っている方の「気付き」になるようなヒントやボス独自の経験と視点で身につけたテクニックを紹介しています。
その良き相棒がはくちゃん、なわけはなく、ビバなのです。
なのでほかのコたちが放牧されて自由にしている中、ビバだけボスのレッスンビデオの撮影に駆り出されることが多くあります。
最初はなぜ自分だけ?と戸惑っていましたが、今ではこれもお仕事だと理解し、一緒になってうなずいたりカメラ目線をくれたりするのです。
ただ、さすがにあからさまにシルとハクが遊んでいる横でお仕事をさせるのは忍びなく、終わるとこっそりとおやつをあげていました。
問題はこのおやつ。
今では撮影が終わると自らこちらへやってきて仕事が終わったことを告げに来るのですが、急に撮影したりもするのでおやつをいつも持ち合わせているとは限りません。
なので、なかったときの「圧」がものすごくて、もはや「凄み」にしか思えないのでした。
変わったことをする場合は馬との信頼関係がちゃんとできてからの方がいいようです
ウマコたちを我が家へ迎えて確か二ヶ月くらいたった頃のことだと思います。
ある動画で、下がった馬の首を滑り台のようにして降りてくる映像を見たのです。
体の小さなシルちゃんだったら大丈夫かな、と思い、試してみることにしました。
ただ、思い返せばこの頃はまだパッツン前髪でもなく、宇宙人にもさらわれてもいなかったシルちゃん。
ワイルドヘアでそこまで懐っこくもなく、わたしとも信頼関係を結びきれていなかった頃だったのです。
裸のシルにまたがると、彼女は首を下げました。
協力してくれるのか、と思ったのですが、よく考えると(よく考えなくても)下の草を食べるために首を下げたのです。
でもちょっと興奮して浮かれていたわたしは、そのまま勢いよく滑り降りると同時にシルちゃんは首を思い切り上げたため、そのまま脳天から地面に突き刺さる形で落馬したのです。
シルちゃんだからまだよかったものの、頚椎間板ヘルニア持ちのわたしはここで首を悪化させ、さらにこの一ヶ月後くらいには夜道で側溝に落ちてとどめを刺されたのでした。
以来、冒険するときは馬と人間の安全のためにもウマコとの信頼関係含め、よ〜く考えてから行うようになったのはいうまでもありません。
ニンジンのためなら痛さや怖さにも必死に耐える馬・ハクちゃんの場合
残念でした。。。
冬場は遊園地がお休みのため、フロンティアは予約制で営業をしています。
なので、お客さんがいない時は厩舎にいるか放牧されているか、なのです。
ところで毎年三月は保健所の検査の月。年に一度、管轄の保健所の方が諸々確認に来られるのです。
先日も男性の職員の方がいらしたのですが、放牧中だったハクちゃんはお客さんが来たのだと勘違いをした様子。
我先にと入り口へ駆け寄ってきたのです。
当然ビバとシルは怒ります。
なぜハクが先頭にいるのかと。
普段ならハクちゃんはスタコラと逃げて、私たちが来るまでじっと身を隠しているのですが、この日は違いました。
ビバの攻撃にも耐え、シルの圧にも屈することなく、先頭を死守したのです。
そして、見事動物好きな職員の方に撫でてもらったのですが、ハクちゃんは最後まで納得のいかない顔をしていました。