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馬にクリスマスのコスプレをさせてみたら
ウマコたちからメリークリスマス!
ボスに怒られると馬はどういう反応をするか・ハクちゃんの場合


MERRY CHRISTMAS!
せっかくのクリスマスなのでハッピーなマンガをと思いましたが、頭に浮かぶのはどうしてもおもしろかった出来事ばかりで。。。本日も相変わらずなお話です。
さて、我が家のウマコたちはしょっちゅうボスに叱られています。
何度も何度も同じいたずらを繰り返すからです。
ただ、、ボスを目の前にいたずらをすることは、まずありません。
理由は簡単で怒られたくないから。
なので、ボスが後ろを向いた瞬間に悪さをします。
バレバレだということがなぜわからないのか毎回首を傾げてしまうのです。
背中を向ける=もうバレない
という思考回路はわたしとしては理解しがたく、3歳児の気持ちを思い出してみようと思っても、あまりにも大人になってしまったため、なあんにも思い出すことができません。
そして、叱られたウマコたちがまっさきに考えることは、おそらく「どうしたらこの危機を回避できるだろうか」ということではないでしょうか。
大草原なら踵を返して逃げるのかもしれませんが、ボスを目の前にウマコたちはしばらくの間かたまるのです。
そして、ゆっくりと視線を外すと、遠い目をしながらわたしの姿を探します。
見つけたら完全にロックオン。
「助けて(正しくは「助けろ」)」「どうにかして(正しくは「どうにかしろ」)」
と言わんばかりの真剣なまなざしで穴が空くほどこちらを見つめてくるのです。
昔はよく、「どうしたの?怒られちゃったの?」と猫なで声で迎え入れ、ヨシヨシしていましたが、誰がどう考えても良くない行為。
怒られたら逃げればいい、と彼らは思ってしまうため、最近はぐっとこらえて心の中で「がんばれ」とつぶやくのでした。

今年はサンタさんがたくさん来てくれました!!!!!!!!!!!
ハクビバシルが大喜び。ありがとう!という伝言を預かっていますので、この場を借りてお礼を申し上げます!


つい最近まで人を乗せるのが大嫌いな馬だったハクちゃん


ハクが我が家へ来たのは2018年のこと。
事情があり、飼えなくなったお宅から縁あり我が家へやってきたのです。
当初うちにはビバ、シル、ビッグの三頭の馬がいましたが、ミニチュアホースのビッグはニンジン係。
体高110センチのシルは大人を乗せることはできますが、体の大きな男の人は無理。
それにくわえ、急にダッシュするなどムラがあるにもほどある女の子なので、乗れるのは上手な女性限定。
なので老若男女乗せられるオールマイティーな馬はビバだけだったのです。
それでもビバは細身のポニー。
体重が重い方は乗せられません。
それに連休など多忙なときもビバひとりが稼働していたので、体力的にも無理が生じてきた頃でした。
ビバと同じくらいの体高(140センチほど)ですが北海道和種のがっちりむっちりとした体型のハクちゃんは、ビバが乗せられない体の大きな人も乗せられる、期待のホープとして迎えられたのです。
なーのーにー……。
なんていうことでしょう。
数年間乗られていなかったようで、すっかり野生馬となっていたのです。
最初はロデオ状態。人に対する態度、ほかのウマコたちに対する態度から、穏やかで平和主義な性格たと思っていたので、油断していたボスは振り落とされる、わたしは足を思いきり踏まれるなど地獄絵図でした。
それでもボスが根気よく調教し直し、ようやく安心して人を乗せられるようになったのですが、スタミナがない!!!
文句も言わず人間と一緒に一生懸命にひき馬乗馬のお仕事をこなすビバとは正反対で、数人乗せただけで大仕事をこなしたような表情になり、この世の終わりのような顔で歩くではないでしょうか。
しまいには人の腕をくわえて歩くという実力行使にも出る始末。
決して歯は立てないのですが、ハミをくわえる場所(歯がない場所)にわたしの腕をすっぽりとはめこみ、ジリジリと訴えながら歩くのです。
そんなハクちゃんも、今ではビバと交代交代にひき馬乗馬のお仕事を一生懸命にこなすようになりました。
そして、結婚式におよばれしたり、よその町でトナカイさん役として何十人もの子どもたちを乗せられる馬にまで成長したのです。
わたしたちと一緒に仕事をしてくれる。それがただただ嬉しくて。感謝で。
だから、我が家のウマコたち全員だけじゃなく、すべての馬のことが誇らしく、大事に思える毎日なのです。

中間種用のトナカイのかぶりものだったのに、ポニー体型のハクちゃんには小さすぎて少し切りました。。。顔がでかいということですかね。

乗馬のあとはニンジンタイム。