シャイニング1
シャイニング2

ホントに怖かった……


営業中のお昼ご飯を入れた飼葉桶は、軽トラに積み、牧場の横に置いておくのですが、以前それを発見したビバに盗み食いをされたことがありました。
なので食べられない位置に停車するようにしていたのですが、もうそろそろ大丈夫かな、と思い以前の停車位置に戻したのです。
だってここの方が何かと便利だったから…‥。

そして、楽を優先した結果、数ヶ月ぶりに食べられました。
それもボスがいない時を見計って。

超がつくほどの確信犯なのです。

翌日飼葉桶を積んだ軽トラに乗って牧場へ行くと、遠くからわたし(軽トラ)を待っている馬がいるじゃありませんか。
もちろんビバです。
しかも停車位置で。

その手には乗るものかと軽トラを停める位置をずらしエンジンを切ったときでした。

コツ…コツ…

と窓を叩く音が聞こえてきたのです。

ふと窓の方へ目をやると、ビバが首を伸ばし、窓ガラスを鼻先で叩いていました。

正直ゾッとしました。。。

その眼差しはまっすぐ揺るぎがなく、無言の圧にわたしは身震いを覚え、しばらくの間軽トラの中で固まっていたのでした。