今日もうちのウマコが騒いでる

富山県魚津市にあるふれあい牧場フロンティア。3頭の馬とお空のビッグが繰り広げる日常をマンガにした絵日記ブログ。絶賛毎日更新!

タグ:ハク

ハク怒れない1
ハク怒れない2
いーんです!怒れなくてもいーんです!
怒れる人に代わりに怒ってもらいましょう!
それでいーんです!
  
ということで、今回は怒るのがへたっぴなハクちゃんのお話しです。
我が家は牧場から馬小屋へ帰るとき、ノーリードで帰るということは前回お話ししましたが、
ウマコたちにとってなによりも楽しみなのは「ごはんタイム」。
なので、一日お仕事をして家へ帰るときがもっともウキウキしているのです。

そして、だれよりも食べることが大好きなハクちゃんもまた、リードを外すと一目散に自分の部屋めがけてダッシュしていきます。

ただ、ときどきハクが驚愕の表情を浮かべて自分の部屋の前でうろうろとしていることがあります。
どうしたんだろうと様子を伺ってみると、なんていうことでしょう。
シルがハクの部屋に入り悠々とごはんを食べているではないでしょうか。

その隣の自分の部屋にはちゃんとシル用のごはんが置いてあるにもかかわらず、です。

これがビバだったら大ゲンカが勃発。
そもそもビバの部屋にシルが入ることは決して無いのですが、ハクのことは下に見ているのでしょう。
明らかにわざとハクの部屋に入り、ハクのごはんを食べているのです。

その様子をハクはただただ悲しそうな顔で見つめるだけ。
ただ体は右往左往と揺れているでどうにかしたいのは明らか。

でもちゃんと怒ることができないので、最終的には人力でシルを強制退室させ、ようやくハクちゃんは安心した様子でちょっと少なくなったごはんにかぶりつくのでした(このあと増量しています)。

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もっと強面になればいいのだろうか。。。
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ちっちゃなおっさんにもケンカ売られてた。。。













ビバのパーソナルスペース

ウマと接していると思うのですが、ほとんどのウマがベタベタとしたスキンシップはあまり好みません。
中にはシルのようにベタベタと人にひっつき回る特異なコもいますが、 ある一定の距離感を保っていたほうが安心するようです。

 さて、我が家のビバの場合ですが、彼はものすごくパーソナルスペースを重んじます。
なので、人に対してもウマに対しても、一定の距離感を保つことを求めます。
かといって人がキライ、ウマがキライ、というわけでは決してありません。
ただ、執拗なスキンシップは望まず、どちらかというと彼はこちらが思っていることを察する力、感じ取る力に長けているので、ときにわたしは念力やテレパシーを使うことを強いられるのです。

そんなビバですが、ちょっと困ったことがあります。
それは、「ボクのものはボクのもの。他のウマコたちのものもボクのもの」 というジャイアン気質。
その犠牲となるのがほぼほぼハクちゃん。
ハクはビバの性格をわかっているので距離感を保つし、決して彼のパーソナルスペースを侵すことはありません。
ただ、ビバがズカズカとハクの パーソナルスペースに踏み込み怒るのです。
はっきり言ってむちゃくちゃ理不尽です。

平和主義のハクはスタコラ逃げるのですが、飼い主としてはどうにかしなくちゃなあと頭を抱えるのでした。 
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ギリギリの距離感。じわじわと端に追われるハクちゃん。。。

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ボクの部屋はボクだけのもの

 

ハク歩くのキライ1
ハク歩くのキライ2


ハクが我が家へ来たのは2018年のこと。
事情があり、飼えなくなったお宅から縁あり我が家へやってきたのです。

当初うちにはビバ、シル、ビッグの三頭の馬がいましたが、ミニチュアホースのビッグはニンジン係。
体高110センチのシルは大人を乗せることはできますが、体の大きな男の人は無理。
それにくわえ、急にダッシュするなどムラがあるにもほどある女の子なので、乗れるのは上手な女性限定。
なので老若男女乗せられるオールマイティーな馬はビバだけだったのです。

それでもビバは細身のポニー。
体重が重い方は乗せられません。
それに連休など多忙なときもビバひとりが稼働していたので、体力的にも無理が生じてきた頃でした。

ビバと同じくらいの体高(140センチほど)ですが北海道和種のがっちりむっちりとした体型のハクちゃんは、ビバが乗せられない体の大きな人も乗せられる、期待のホープとして迎えられたのです。

なーのーにー……。
なんていうことでしょう。
数年間乗られていなかったようで、すっかり野生馬となっていたのです。

最初はロデオ状態。人に対する態度、ほかのウマコたちに対する態度から、穏やかで平和主義な性格たと思っていたので、油断していたボスは振り落とされる、わたしは足を思いきり踏まれるなど地獄絵図でした。
それでもボスが根気よく調教し直し、ようやく安心して人を乗せられるようになったのですが、スタミナがない!!!

文句も言わず人間と一緒に一生懸命にひき馬乗馬のお仕事をこなすビバとは正反対で、数人乗せただけで大仕事をこなしたような表情になり、この世の終わりのような顔で歩くではないでしょうか。

しまいには人の腕をくわえて歩くという実力行使にも出る始末。
決して歯は立てないのですが、ハミをくわえる場所(歯がない場所)にわたしの腕をすっぽりとはめこみ、ジリジリと訴えながら歩くのです。

そんなハクちゃんも、今ではビバと交代交代にひき馬乗馬のお仕事を一生懸命にこなすようになりました。
そして、結婚式におよばれしたり、よその町でトナカイさん役として何十人もの子どもたちを乗せられる馬にまで成長したのです。

わたしたちと一緒に仕事をしてくれる。それがただただ嬉しくて。感謝で。
だから、我が家のウマコたち全員だけじゃなく、すべての馬のことが誇らしく、大事に思える毎日なのです。

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中間種用のトナカイのかぶりものだったのに、ポニー体型のハクちゃんには小さすぎて少し切りました。。。顔がでかいということですかね。

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乗馬のあとはニンジンタイム。


 

倍返しへの倍返し1
倍返しへの倍返し2



馬の世界にも序列が存在します。
そこに人が介入すると、また複雑なピラミッドが形成されるのですが、馬社会だけのピラミッドを見ると実に単純。
強いものが上に立つ。
ただそれだけ。

さて、我が家のウマコたちのヒエラルキーの最下位は常にハクちゃんです。

ビッグがいた頃は、微妙にビッグとハクとで順位を争っていましたが、ビッグがお空へ行った今、間違いなくハクちゃんがびりっけつさんです。

そんなハクはよくみんなにいじめられてしまいます。。。

といってもビバもシルも意地悪をしているつもりはなく、自分がしたいと思っていたことをハクが先にやったり、ハクの方が先に歩いたり、つまり自分よりもハクが前に出ることが気に食わず、「オイコラ待て」とケンカをふっかけにいくのです。

でも平和主義なハクはケンカを売られても決して買いません。
そのかわり、彼らのお水や食べ物をこっそりと拝借(ドロボーさん)するのです。

本当にささやかな仕返しなんですが、ただ残念なことに、たいていすぐにバレてしまい、さらに泣きを見ることに。

でもそれでも口も足も手も出さないハクのことがいじらしくて、ギュッとしたくなるのです。
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首と口は毎朝ステレッチしているもので。。。(ハクの毎朝チャレンジbytwitter)
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 ふだんは仲良しなんです

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