今日もうちのウマコが騒いでる

富山県魚津市にあるふれあい牧場フロンティア。3頭の馬とお空のビッグが繰り広げる日常をマンガにした絵日記ブログ。絶賛毎日更新!

オリジナルキーホルダー、ピンバッジ、マグネット、イヤリング等ウマコオリジナルグッズも販売中。収益はウマコたちの生活費に当てさせていただきます。

タグ:ハク

お供え1
お供え2


今年も相変わらずハクちゃんはピラミッドの一番下。
安定の最下位を継続中です。

先日馬小屋を掃除中、ウマコたちを外につなぎ、それぞれに少しずつ牧草をあげていた日のことです。
ハクちゃんとシルを隣同士につないでいたのですが、いつの間にかハクちゃんは自分の牧草をシルに取られていたのです。

ハクに背中を向け、余裕綽々と牧草を咀嚼し続けるシルに対し、ハクちゃんはただただ体を左右に揺さぶるだけ。
悲しそうな顔でウロウロとしていました。

そろそろ手助けしようかと思ったその瞬間。
ハクちゃんはおもむろに首を下げ、勢いよく牧草をくわえると、そのまま頭を振りかざしてシルの頭の上にフワリと牧草をお供えしたのです。

あっという間の出来事だったため、シルもなにが起こったのか理解できず、しばらく呆然としたあと、頭に草を乗せたまま再び牧草を食べ始めたのでした。
そして、なぜか二人仲良く肩を並べ、牧草を食べ始めたではありませんか。

今年もハクちゃんは弱い。けど弱いなりに日々考え、一生懸命に生きています。
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あきらかに侵略したシル。お供えはいつの間にか消えていた
 

冬の散歩1
冬の散歩2
冬の散歩3
冬の散歩4




富山は相変わらずシトシトと水分量の多い雪が降り続き、我が家では放牧がなかなかできずにいます。
そうはいってもずっと馬小屋ではストレスもたまるだろうし、なによりも運動不足になりがちに。
人間が運動不足になると太ってしまう心配がありますが、馬の場合はそんなことよりも腸の働きが悪くなり、馬にとっては命取りとなる疝痛になりかねません。
馬の体の構造上疝痛を起こしやすいので、なんとしても外に連れ出したいのです。

なので、足の裏を水で洗い流すかわりに、外へ連れ出して雪の上を歩かせることにしました。

体を動かすのが大好きで、さらにボスと一緒だとウキウキウッキーになってしまうビバは、軽やかな足取りでお散歩へとでかけ、雪の中をほじくりいくばくかの雑草をつまみ食いし、行きと同様ウキウキとした顔で帰ってきました。

その間ハクとシルはというと。
ビバだけ外で美味しい草を食べさせてもらってるとでも思ったのでしょう。
ハクは鳴き叫び続け、シルは上だけ外した馬栓棒を強行突破しようと懸命にまたぐ仕草を繰り返し、それはそれは賑やかで騒々しい待機場となっていたのです。

ビバの帰宅後、ハク、シルの順にお散歩へ連れ出したのですが、 ハクはほっこりとした顔でいそいそとでかけ、シルは今にも駆け出さんばかりの勢いと鼻息で張り切ってでかけていったのですが、いずれも帰りは茫然自失な表情に。

きっと外には草があり、いつものようにたくさん草を食べられるとでも妄想していたのでしょう。
一面銀世界の景色に全力でガッカリしたようで、能面みたいな顔で帰ってきました。
そして、あんなに出たいと叫んでいたにもかかわらず、ものすごくおとなしくそれぞれの部屋に入り、もう二度と外へ出たいとは言いませんでした。
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雪がとけはじめても枯れ草しか見当たらない。。。もう寝るしかない

 


ハク怒られる1
ハク怒られる2








MERRY CHRISTMAS!

せっかくのクリスマスなのでハッピーなマンガをと思いましたが、頭に浮かぶのはどうしてもおもしろかった出来事ばかりで。。。本日も相変わらずなお話です。

さて、我が家のウマコたちはしょっちゅうボスに叱られています。
何度も何度も同じいたずらを繰り返すからです。
ただ、、ボスを目の前にいたずらをすることは、まずありません。
理由は簡単で怒られたくないから。
なので、ボスが後ろを向いた瞬間に悪さをします。
バレバレだということがなぜわからないのか毎回首を傾げてしまうのです。

背中を向ける=もうバレない

という思考回路はわたしとしては理解しがたく、3歳児の気持ちを思い出してみようと思っても、あまりにも大人になってしまったため、なあんにも思い出すことができません。 

そして、叱られたウマコたちがまっさきに考えることは、おそらく「どうしたらこの危機を回避できるだろうか」ということではないでしょうか。
大草原なら踵を返して逃げるのかもしれませんが、ボスを目の前にウマコたちはしばらくの間かたまるのです。
そして、ゆっくりと視線を外すと、遠い目をしながらわたしの姿を探します。
見つけたら完全にロックオン。
「助けて(正しくは「助けろ」)」「どうにかして(正しくは「どうにかしろ」)」
と言わんばかりの真剣なまなざしで穴が空くほどこちらを見つめてくるのです。

昔はよく、「どうしたの?怒られちゃったの?」と猫なで声で迎え入れ、ヨシヨシしていましたが、誰がどう考えても良くない行為。
怒られたら逃げればいい、と彼らは思ってしまうため、最近はぐっとこらえて心の中で「がんばれ」とつぶやくのでした。 

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今年はサンタさんがたくさん来てくれました!!!!!!!!!!!
ハクビバシルが大喜び。ありがとう!という伝言を預かっていますので、この場を借りてお礼を申し上げます!


 

ハク怒れない1
ハク怒れない2
いーんです!怒れなくてもいーんです!
怒れる人に代わりに怒ってもらいましょう!
それでいーんです!
  
ということで、今回は怒るのがへたっぴなハクちゃんのお話しです。
我が家は牧場から馬小屋へ帰るとき、ノーリードで帰るということは前回お話ししましたが、
ウマコたちにとってなによりも楽しみなのは「ごはんタイム」。
なので、一日お仕事をして家へ帰るときがもっともウキウキしているのです。

そして、だれよりも食べることが大好きなハクちゃんもまた、リードを外すと一目散に自分の部屋めがけてダッシュしていきます。

ただ、ときどきハクが驚愕の表情を浮かべて自分の部屋の前でうろうろとしていることがあります。
どうしたんだろうと様子を伺ってみると、なんていうことでしょう。
シルがハクの部屋に入り悠々とごはんを食べているではないでしょうか。

その隣の自分の部屋にはちゃんとシル用のごはんが置いてあるにもかかわらず、です。

これがビバだったら大ゲンカが勃発。
そもそもビバの部屋にシルが入ることは決して無いのですが、ハクのことは下に見ているのでしょう。
明らかにわざとハクの部屋に入り、ハクのごはんを食べているのです。

その様子をハクはただただ悲しそうな顔で見つめるだけ。
ただ体は右往左往と揺れているでどうにかしたいのは明らか。

でもちゃんと怒ることができないので、最終的には人力でシルを強制退室させ、ようやくハクちゃんは安心した様子でちょっと少なくなったごはんにかぶりつくのでした(このあと増量しています)。

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もっと強面になればいいのだろうか。。。
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ちっちゃなおっさんにもケンカ売られてた。。。













ビバのパーソナルスペース

ウマと接していると思うのですが、ほとんどのウマがベタベタとしたスキンシップはあまり好みません。
中にはシルのようにベタベタと人にひっつき回る特異なコもいますが、 ある一定の距離感を保っていたほうが安心するようです。

 さて、我が家のビバの場合ですが、彼はものすごくパーソナルスペースを重んじます。
なので、人に対してもウマに対しても、一定の距離感を保つことを求めます。
かといって人がキライ、ウマがキライ、というわけでは決してありません。
ただ、執拗なスキンシップは望まず、どちらかというと彼はこちらが思っていることを察する力、感じ取る力に長けているので、ときにわたしは念力やテレパシーを使うことを強いられるのです。

そんなビバですが、ちょっと困ったことがあります。
それは、「ボクのものはボクのもの。他のウマコたちのものもボクのもの」 というジャイアン気質。
その犠牲となるのがほぼほぼハクちゃん。
ハクはビバの性格をわかっているので距離感を保つし、決して彼のパーソナルスペースを侵すことはありません。
ただ、ビバがズカズカとハクの パーソナルスペースに踏み込み怒るのです。
はっきり言ってむちゃくちゃ理不尽です。

平和主義のハクはスタコラ逃げるのですが、飼い主としてはどうにかしなくちゃなあと頭を抱えるのでした。 
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ギリギリの距離感。じわじわと端に追われるハクちゃん。。。

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ボクの部屋はボクだけのもの

 

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