今日もうちのウマコが騒いでる

富山県魚津市でひっそりこっそりウマコたちと暮らす筆者が、馬ってこんな生き物だったの!!! という感想をそのまんま絵日記にしました。

タグ:マンガ

シルの残り物1
シルの残り物2

ご飯もらってない勢いで飲んでる

牧場でお仕事をする日のお昼ご飯はヘイキューブ。
それぞれの体格に合った分量を作るのですが、シルはふやけきっていないブロックは残し、途中で飽きても残し、気まぐれでお腹いっぱいになればやはり残します。
要はそこまでヘイキューブが好きではないのでしょう。

捨てるのももったいないので、そこに水を足してヘイキューブドリンクを作るのです。
そしてビバとハクに飲ませるのですが、みんなこれが大好き!
水を入れる時点から目を輝かせながら見つめてきて、口元へ持っていくと勢いよく顔をツッコミ、喉を鳴らしながら飲むのです。
ハクちゃんに至っては、人間だったら叱られそうなくらいのジュージュー音を出しながら最後の一滴まで飲み干すのです。

自分の飼葉桶にみんなが顔を突っ込んでいることにシルが怒っていないかと時々チラ見をするのですが、彼女は食後のごろ寝をしながら耳だけみんなの方へ傾けて静かに飢餓児童たちの様子を見守るだけ。

日頃からシルの食欲は薄く、そこまで好きなものではなくてもお腹いっぱいになりたいので食べるビバやハクとは違い、本当に好きなものじゃないと完食はしません。
食べることは生きることと直結していると思うのですが、どうやらシルは「これを食べなくても次がある」という謎の余裕を持っているようです。
 

シルとシャワー1
シルとシャワー2

ものすごい怒ってた

厩舎ではシルの隣りはハクの部屋。
朝、掃除をしに行くとシルちゃんは網越しにストーカーをかましてくるのです。
それは掃除を終え、ハクちゃんのお手入れに取り掛かるとより謙虚にストーカー度は高まり、毛だらけになりながらこちらを網越しにガン見してくるのです。

ただ、初夏になり。
ようやく薄汚れたハクちゃんをシャワーで丸洗いできるようにあると状況は一変。

誰よりも水浴びがキライなシルは、網越しに降り注ぐシャワーの洗礼を浴び、ひとり勝手にプンスカ怒ってストーカーをしばらくの間止めるのでした。 

 

食うものと食われるもの1
食うものと食われるもの2

すぐには許してくれない‥‥‥

普段ヒエラルキー的に最下位のハクちゃんは、放牧中、ビバとシルの部屋に侵入して好き勝手するのを楽しむ傾向にあります。
ビバのお水を飲む、シルの部屋でボロをする。。。
などなど。
彼らが気づかないうちはいいのです。

ただ、ウマコたちはすぐに気がつきます。
そして背後からハクちゃんに忍び寄ると、追い詰め追い詰め隅まで追い詰め、かなり執念深く追い詰めるのでした。
応援しかできないけど頑張れ!ハクちゃん!

 

ハクニンジンもらう1
ハクニンジンもらう2
今んところこの形で落ち着いている‥‥

これまで2回にわたってご紹介というもとのご相談をしてきたハクちゃんのひき馬体験ですが、ある日のこと。
お客さんを乗せて歩いていると、ビバがニンジンをもらう瞬間をハクちゃんは目撃したのです。

その途端。落ち着きを失い、今すぐにでも自分も馳せ参じたいと言わんばかりの勢いで気持ちが急いているのがこちらにも伝わってきたのです。

ハクちゃんはそれでも反抗することはなく、チラ見しながら歩く。
なので、お客さんが途切れるタイミングをはかり、エサやり体験のお客さんにハクちゃんにもニンジンをあげてもらうようにしたのです。

要はひき馬をしていてもエサやり体験のお客さんが来てくれる、とインプットしたのです。

案の定彼は満足したようで、それ以降このスタイルが定番化。
今のところハクちゃんにとって
ひき馬=なんかよくわからないけどいつも通りニンジン持った人が来てくれる
 
というふうに脳内では折り合いがついたようで、めでたくハクちゃんは、エサやり体験中も乗馬中もニンジンをゲットできるようになったのでした。。




ビバ誕生日1
ビバ誕生日2

どちらが先かわからないけど
死ぬまで一緒にいよう

今日はビバの6歳の誕生日。

2017年の11月。
ボスと2人で北海道中標津町へ出向き、ビバ、シル、ビッグと出会ったのです。

当時のビバの名前はベルク。
ドイツ語で山を意味する名前をつけられていた彼は、たくさんの仲間がいる牧場で「ボクボク」と言いながら誰よりも近づいてきたことを今でも覚えています。
いや、それしか覚えていないのです。

初めて迎えるウマコたちとの出会いに興奮して、それしか覚えていないのです。

でも、覚えていることこそが運命だったのかもしれません。

彼はママがハクちゃんと同じ北海道和種。
パパがスペインのアンダルシアン。

パパの血を色濃く引く馬だからか、日を追うごとに体は小さくてもパパに似た格好のいい馬に成長しました。
でも、そこに至るまではとてもとても大変だったのです。

未調教というだけではなく性格的に繊細、神経質、甘えん坊、いろんな面倒くささを兼ね備えたビバは、今思えば、私が少しでも自分自身に怠けてしまったり甘えてしまうとすぐにオレ様になり手がつけられなくなりました。
それは今でもそうなんですが。


当初は蹴られたり噛まれたり、身体中に残る傷がたくさん刻まれたものです。

傷つくたびに私は心が折れ、「ひと月だったら返してもらって構わないから」ビバが育った牧場のオーナーから言われた言葉が心をよぎり、自分に負けそうになったものです。

あれから五年が経ちました。

一歳半だったビバが今日で六歳になります。

あいかわらずやんちゃです。
あいかわらず面倒くさいコです。
あいかわらずスキンシップも苦手です。
あいかわらずオレ様です。むしろ増長しています。

でも一つだけ、私自身の気持ちを支えてくれる記憶があるんです。

私が変われば確実にビバは変わってくれる。
何度も折れかけた心をこれで立て直してきました。

だから、これからビバがどうなるかは私がどう変われるか、なんです。
だと思って共に成長しながら生きていきたいと思っているのです。

縁があり私たちと出会ってくださった全ての皆さんに、どうぞ温かな目でこれからも見守っていただけるようお願いします。

改めて、ビバ大丈夫。

ずっとずっと一緒にいよう。
お誕生日おめでとう。
 

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