北斗の拳で倒されるシル1
北斗の拳で倒されるシル2

当たってないのに迫力に腰抜かした……

ある雨の日のことでした。
営業はお休み。ウマコたちは一日中部屋の中で過ごすことになったのです。
そしてお昼ご飯の時間がやってきました。
待ちきれなかったウマコたちはみな、それぞれアピール合戦を繰り広げ始めたのです。

ハクちゃんは鳴き叫び、ビバは道具を打ち鳴らし、そしてシルはボスのTシャツをくわえたのです。

そうです。
明らかにシルはアピールの方法を間違えたのです。

その瞬間鬼の形相で振り返ったボスは全身から怒りのオーラを発し、「アタタタター」という声と同時にシルのおしりに「エア鉄拳」を繰り出したのです。
「エア秘孔」を突かれたシルは驚きのあまり腰を抜かし、その場にへたり込んでしまいました。

ボスの鉄拳はもちろんかすってもいません。
すべてが「エア」でしたがシルには十分すぎるくらいの攻撃だったらしく、その後はしおらしくごはんの順番を待っていたのは言うまでもありません。