ブユ1
ブユ2

今でも年に一度は刺されてる……

ありとあらゆる虫が苦手だったごくごくふつうのオナゴが馬を飼うともれなく虫を素手で触れるようになります。
今ではムカデなどの害虫以外は触れるかな。
あ、クモは元から平気なので女郎蜘蛛じゃなきゃ触れるかもしれません。

さて、富山へ移住後、初めて迎えた夏はそれはそれは暑く、ウマコたちが食べる草を早朝刈ることにしたのです。  

ただ、仕事前だったし涼しい格好の方がいいやと、キャミソールに短パンで出かけたのでした。

途中足に何やら異変を感じ、ふと見ると、小さな小さな虫がたくさんついていたのです。

当時のわたしはちょうど虫にも慣れてきて、虫との共存を意識し始めていた頃。
この日も草刈りで虫たちの家を騒がしてしまったお詫びに足にとまるくらいお安い御用、くらいの寛大な気持ちでいたのです。

でもここでひとつ大きな問題があったのです。
その頃のわたしはブヨの存在を知らなかったのです。

ましてやこんな小さな虫が悪さするとはまったく思わず、優しい自分にうっとりしながらチューチュー吸われてたんです。

草刈りを終えて一旦家へ帰るとなぜか足のあちこちから血が流れていました。
でもこの時点でもさほど気にせず、草で傷つけたかな、くらいに考えていたのですが、着替えて営業し始めた頃から猛烈な違和感を覚えたのです。

足が異様に重だるく、やがてズキズキと痛み始め、そこでようやくジーンズをめくってみると、あり得ないくらい両足が腫れ上がっていました。

膝までパンパンに腫れて真っ赤になり、そのうちにおそらく熱が出できたのでしょう。意識が朦朧としてきたのです。

このときになってやっと、足にたかっていた虫が原因ではないかと思い始めたのですが既に手遅れ。
偶然遊びに来ていた友人が車で皮膚科へ連れて行ってくれたのですが、先生からは自業自得と言わんばかりの呆れ顔をされ、解熱剤とステロイドを処方されたのでした。

ブヨに刺された経験がある方はご存知だと思いますが、刺された後が本当に大変。
腫れは一週間ほどでおさまりましたが、痛みはひと月以上、痒みはその後一年以上続きました。
13ヶ所刺されたため足はもう出せないほどキズだらけ。

この日を境に、友達になれる虫となれない虫を見極める必要があることを学ぶと同時に、草刈りはキャミと短パンではしないことを硬く心に誓いました。

それでもブヨはやるやつです。 
長靴を履いていても中に入ってきて刺してきます。
なので今でも年に一度はブヨに刺されてしまうのでした(今年は2回刺された)。。